IPアドレスの管理組織

arearesearch 2007-10-16 20:56:54

初めまして。サイバーエリアリサーチ(株)の三島です。他のブログ担当スタッフ3名ともに定期的に更新して参りますのでよろしくお願いいたします。

普段は、プロフィールでも紹介しているとおりIPアドレスのロケーション情報を調査しています。この調査はIPアドレスがしっかり管理されているからこそ可能というところが多分にあります。今日は前回に引き続き基礎知識ということで、IPアドレスの管理組織について書いていきます。

IPアドレスは、階層化された幾つかの組織の元で管理されていて、その大親分として「IANA」(Internet Assigned Numbers Authority)という組織があります。その下部組織として、「ARIN」「RIPE NCC」「APNIC」「LACNIC」「AfriNIC」という5つの組織があり、これら5つは総称して「RIR」(Regional Internet Registry)と呼ばれます。それぞれは管理する担当エリアが決まっていて、「ARIN」は北米、「RIPE NCC」はヨーロッパ、「APNIC」はアジア、「LACNIC」はラテンアメリカ、「AfriNIC」はアフリカ、とそれぞれがそれぞれの地域を管理しています。

「RIR」には下部組織として国ごとのIPアドレスの管理を行う「NIR」(National Internet Registry)があります。日本の場合には、「APNIC」の下部組織「JPNIC」が日本国内のIPアドレスの管理を行っています。更にその後、ISP等を介しようやくエンドユーザにIPアドレスが割り当てられます。

ちなみに、「NIR」はすべての国にあるわけではなく、APNIC管理下の国の中では、日本、中国、韓国、台湾、ベトナム、インドネシア、の6つの「NIR」が存在します。

ざっとまとめてみましたが文章にするとなんだかややこしいですね・・・。

このようにIPアドレスの分配は色々な組織によって管理され、管理する上で必要なポリシーについてはミーティングが開催され定められていきます。先月末にはAfriNICミーティングが南アフリカ共和国のダーバンで開催され、その場ではIANAによるIPv4アドレスの最終割り振りについても議論がされました。

『IANAにおける在庫が○個まで減った時点で、在庫残のIPアドレスを各RIRに同じ量ずつ全て割り振ってしまい、IANAからRIRへのIPv4の割り振りを終了する』

という内容で概ね意見はまとまったようです。ただ、個数をいくつにするのかというところで意見が分かれ、別途議論し決定するそうです。どちらにしても近いうちにIPv4の分配がなくなるわけです。IPアドレス調査が仕事の私としてはいつ最終の割り振りがされるのかとても気になるところです。ちょっとドキドキします。

ちょっと宣伝ですが、気になるついでにこんなのも作ってみました。

IP枯渇カウントダウンブログパーツ http://www.iphiroba.jp/blogparts/kokatsu/

それではまた次回。

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