ブラック企業を見抜く技術・抜け出す技術 ~求人情報から見抜く

ビジスパ事務局 2011-10-21 10:00:00

 このコーナーでは、一見ではわかりにくいブラック企業をさまざまな客観的データから見抜いて、誤って入らないようにするための様々なテクニックをお伝えしていきたい。

今回は、「求人情報から見抜く」シリーズの第一回。まずは簡単に見抜く方法をお伝えしよう。


(1)全体の社員数に対して、求人人数が多い
 ⇒退職者が多い可能性がある。


まずは現時点での社員数と、新卒での採用予定数を比べてみて頂きたい。 社員数の割に、やたら採用人数が多いな、と感じたら要注意だ。(目安としては、全社員数の20%を超える程度なら多い部類に入る)。これは、入社後何らかの理由で辞める人が多く、それを見積もった上で採用している、という可能性があるためだ。バランス的に不自然な人数の採用をおこなっている企業は注意する必要がある。

また、バランスが悪いほどの大量採用をしてしまうと、入社後にしわ寄せが来る可能性が高い。 すなわち、「入社してきた社員を十分管理し、教育できる人が相対的に少ない」状況になってしまうわけだ。 そうなると、社員一人当たりの仕事のフォローやマネジメントが薄くなってしまうことに繋がり、個々人の成長のチャンスを逃してしまうばかりか、きちんと評価できる人が少ないことで、評価、昇進、昇給の機会まで逃がしてしまうかもしれない。

ただ、割合が高いからといって一概に悪いとは限らない。 注意して見なくてはならないのは「数字の意味」だ。 たとえば・・・

「社員数15名のネットベンチャー企業。 業績が非常に好調で、今後も成長の可能性が高まったことから、新たに5名採用することにした」
「社員数1000人の老舗企業。 業績悪化のため、7年間採用をストップしている。今回、定年退職者が多くなったため、補充人員として10名採用することにした」

前者は社員数に対して「30%」、後者は「1%」の採用なわけだが、入社後の活躍や給料の伸びなどさまざまな要素を考えると、単純に数字だけでは計れないことがお分りだろう。

このように、表面的な数字だけでは計れないことは多くある。 
その数字が現れている理由は何なのか。 会社を取り巻く環境や、将来の見通し、同業種との相対的な比較、など背景となる要因や多角的な見方によるバランスを考えて判断できればいいだろう。

(※)本稿は、新田龍氏のメルマガ「ブログには書けない、大企業のブラックな実態」から抜粋したコンテンツになります。メルマガ内連載にて、シリーズ第二回以降を配信中です。

新田 龍
ブラック企業アナリスト 株式会社ヴィベアータ 代表取締役
「ブラック企業ランキング」ワースト企業で事業企画、コンサルタント、新卒採用担当を歴任。 日本で唯一の「ブラック企業の専門家」として、TVや各種メディアでのコメンテーター、講演、執筆実績多数。 著書に「伝説の就活」・「逆転内定」シリーズ、「人生を無駄にしない会社の選び方」、「ブラック企業を見抜く技術・抜け出す技術」、「就活の鉄則!」など。

ビジスパにて、メルマガ「ブログには書けない、大企業のブラックな実態」を執筆中。

※この記事は有料メルマガ配信サービス「ビジスパ」で配信されたメルマガの中から選んだコンテンツを編集しお届けしています。

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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