AOL争奪戦の運命はいかに

btl 2005-10-19 19:36:30

 どの会社がTime Warnerに大金を払ってAOLを手に入れるか(Microsoft、Yahoo、Google、あるいは他のどの企業か)、今週は今のところ何の動きもない。だが、このストーリーを追いかけているジャーナリストBambi Franciscoは、米国時間17日のMarketWatchのコラムで、GoogleとComcastが論理的に言って最も適した買収者だとして、その根拠を説明している。GoogleにとってAOLは売上の約10%を占める企業だ。Googleならば、この貴重な収益源を失うことは避けたいところだ。AOLはまた2000万人以上の契約者を抱えているが、その多くはブロードバンド契約に乗り換えたがっている(ここでComcastの出番)。AOLはまた、ほぼ5000万人のインスタントメッセージング(IM)ユーザーを抱えている。Bambiの記事によると、AOLのIMユーザー数は、MSNとYahooのほぼ倍で、Googleのユーザー数のほぼ50倍だ。一方、IMとIPテレフォニーの領域では、AOLはSkypeに脅かされている。

 最も高い値段を払う企業がAOLを獲得するのだろうか、それともAOLとTime Warnerはもっと共同事業的な戦略を思い描いているのだろうか。AOLが占める領域は、米国がフランスから広大な地域を買い取ったルイジアナのようなものだ(1803年当時の米ドルで、80万平方マイルの土地が約1500万ドルもした)が、今回の場合は、売り手の方が自分の価値をよく承知しており、ルイジアナ州と違って軍隊を支援する必要もない。私としては、Bambiが挙げている候補ではなく、ウェブ領域での存在感向上を狙い、400億ドルもの資金を持つMicrosoftが、TimeWarnerの取締役会を小躍りさせるような提案をしてくるのではないかと予想するのだが...

(Dan Farber)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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