特許使用料徴収に対するXML共同発明者の意見

btl 2005-10-25 15:29:22

 Scientigoという名前の小さな会社のCEOが、Microsoft、Oracle、AmazonなどXML仕様を実装した企業(実際には世界全体を相手に訴訟を起こすことになりかねない)から特許使用料の徴収を計画しているというニュースを読んで、XMLの共同発明者であるとされているSunのTim Brayに、このニュースについてどう思うかを尋ねてみた。Brayの返事は、次の通りだ:

 Scientigoの特許は1997年1月に申請されたものだ。その特許が、その時点で10年の歴史があるISO標準に基づいて作られ、1996年11月に最初のドラフトが公開されていた技術に当てはまるというのは、一見したところでは馬鹿げている。ということからすると、ScientigoはXML自体を課金対象にしようとしているのではなく、XML、あるいはそれに似たものを応用した、特定のBtoBアプリケーションに対して課金しようとしているのだと思う。同社が具体的に何を要求しているのか、同社のウェブサイトには何も書いてない。

 Brayが言う「その時点で10年の歴史があるISO標準」というのはSGMLのことだ。Brayによると、XMLは「(SGML?80%)+外部参照のためのURI+ユニコード」だということだ。ScientigoのCEO、Doyal Bryantが、特許使用料を徴収する可能性がある相手としてAmazonを挙げたことからして、Brayが言うEコマースの観点は正しいかもしれない。OracleやMicrosoftなどのベンダーは、同特許を侵害する可能性のあるEコマースアプリケーション構築用のプラットフォームを提供していることから、これらの企業もターゲットになるかもしれない。

(David Berlind)

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