カメラ付き携帯電話と未来のコールセンター

btl 2005-11-07 17:23:51

 モデルのKate Mossが、不法薬物を服用しているところをカメラ付き携帯電話で撮られてしまい、そのためにいくつかの契約を棒に振ってしまったそうだ。この事件のあと、彼女は薬物乱用リハビリセンターに入院したそうだが、もちろんこの施設にカメラ付き携帯電話を持ち込むことは許可されていないようだ。

 これが、このブログとどう関係があるのか。

 この話は、私の妻がよく言う、現代社会のある状況を体現したものだ--われわれはみんなパパラッチになり、スターになってしまったのだ。カメラ付き携帯電話が非常にポピュラーになっていることによって、重要な事件(自動車事故、強盗、舞台衣装の不具合、その他)が、一般の人々によって撮影される確率がどんどん増えてくる、ということだ。電話の機能がますます高度化することによって、静止画ではなく動画が普通になってくる。UWBカメラが目立たないようにファッションメガネやサングラスに組み込まれるようになれば(これは私の単なる想像だが、そうなる可能性は高い)、30分間持続的に1つのバッファに録画できるようになる。何かおもしろい事件が起こったら、それをただじっと見つめて(人間としてはごく自然な動作だ)、終わったら、ボタンを押して録画した画像を永続的な記憶装置にダンプするだけでいい。

 このような状況が及ぼす影響はいくつかある。1つは、「目撃者」の証言は、「ビデオ」証言になるだろう。もう1つは、顧客の問い合わせを受け付けるいろいろな企業や組織のコールセンターは、膨大な量の画像を取り扱わなければならなくなる。たとえば、洗濯機が壊れて分解してしまう様子を映した画像(「これは保証が効きますよね?」)とか、娘の手にできた発疹の画像(「先生、これはウルシかぶれですか?」)など。Accenture Technology Labsは、カメラが社会のいたるところに存在するようになることによって、われわれが名付けた(かなり退屈な名称だが)「未来のコールセンター」がどんな状況になっていくか、いくつかのアイデアを紹介している。

(Ed Gottsman)

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