MS、電子メール分類技術「SNARF」を発表

btl 2005-12-07 19:34:11

 人間が例外処理をしなければならない世界では、電子メールがビジネスプロセスの流れを人に通知するために最もよく使われる手段になった(ときには、生身の人間である同僚から通知を受け取ることもあるが)。どんなに素晴らしいワークフローシステムを作っても、ほとんどの場合、組織内におけるワークフローのメッセージは結局、電子メールを使って人に通知されている。スパム対策が大いに重視されるようになった理由の1つは、こういう事情があるからだ。メールシステムにスパム対策技術を施せば作業がスムーズに流れ、間違った情報が紛れ込まないようになるからだ。

 Microsoftが推進しているSNARF(Social Network And Relationship Finder)プロジェクトでは、「電子メールクライアントは、なぜもっと賢く、メールをより分けることができないのか」という課題に挑戦している。現在、OutlookにアドオンできるようになっているSNARFは、ユーザーが誰に、いつ、メールを出したかという情報を使って、電子メールの格付けを行う。SNARFのサイトによると、「SNARFは、コンピュータに既に蓄積されているソーシャルネットワークの情報を、ユーザーが有効活用できるようにしたいという考えに基づいて構築された。例えば、ユーザーにとっては上司からのメッセージと、見知らぬ人からのメッセージとでは、扱い方が違うはずだ」

 われわれが使っている電子メールクライアントは、非常に制限された方法でしかメールを分類することができない。最新のメールが常に先頭に来るようにソートするのを好む人であれば、現状のままでも問題はない。だが、それ以外の、もっと複雑な情報、たとえば、過去の活動に基づいて送信者に重要度を付けたい場合などはどうだろう。不可能ではないが、これはかなり難しいタスクだ。ほとんどの電子メールクライアントは、そのような情報を蓄えているが、それを活用していない。

 CNETとのインタビューで、SNARFを開発したMicrosoftの研究者の1人であるMarc Smithは、「犬が飼い主の友人と他人を見分けられるなら、メーラーにも同じことができて良いはずだ」と語った。電子メールに匂いがついていたら...いや、思い直した。匂いはやめておいたほうがよさそうだ。

(Phil Windley)

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