AOLとグーグルの提携間近か--MSの次の一手は?

btl 2005-12-20 17:28:53

 マスコミで広く取り上げられているように、GoogleによるAOL株の一部取得がまもなく成立する可能性が高いようだ。この取引によって、Googleは、ライバルのMicrosoftが獲得できたかもしれなかった広告収入を奪い去ることになる。これは、まもなく米国でスタートするadCenterサービスを軌道に乗せるために、AOLのトラフィックを欲しがっていたMicrosoftは、大きな痛手を被るだろう。

 米国時間12月16日朝のこのニュースを聞いて、Ballmerは怒ってまた椅子をほうり投げたのではないだろうか。同社にとっては、400億ドルの現金をちらつかせて、Yahooが乗ってくるかどうか考え始める時期がきたのかもしれない。

 Time Warnerは、GoogleにAOL株の5%を売却して10億ドルを受け取れば、Time Warnerの資産に新しい命を吹き込むことができるだろう。また、それだけでなく、Googleとの提携により、自社コンテンツをより効果的に提示できるようになる。

以下はNew York Timesの報道だ。

 ある企業幹部によると、これら3社間の交渉は、15日夜に山場を迎えたという。GoogleとMicrosoftのチームがそれぞれマンハッタンにあるTime Warner Centerの別室に入り、Time Warnerの幹部が2つの部屋を行ったり来たりしていた。

 午後9時頃、Time WarnerのCEOであるRichard D. Parsonsが、条件を緩和したうえで再度提案を行ってきたGoogleのCEO、Eric E. Schmidtに対し、提案を受け入れると伝えた。

 これまで検索結果の純粋性を誇ってきたGoogleだが、Googleサイト全体でAOLのコンテンツを優遇することに同意した。Googleがこのような措置をとったことはいままでに一度もない。

news.comの記事は以下のとおり:

 米証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、GoogleがAOLとの提携から得ているトラフィックと広告収益は、全体の10%を占めているという。この割合は1年前の12%より低下しており、今後もその傾向が続く可能性が高い。だが、4億ドルの予想売上高はGoogleにとって容易にあきらめられない数字だ。

 報道されたGoogleとAOLの提携では、AOLの時価総額が200億ドルと評価されることになる。Time Warnerの株価は16日に18ドルの終値を付けており、時価総額はおよそ840億ドルとなるが、対するGoogleは1株あたり430ドル15セントの終値を付け、時価総額が1270億ドル以上となっている。一方、Microsoftのこの日の株価は26ドル90セントで退け、時価総額は2860億ドル以上となっている。

 Nielsen//NetRatingsによると、10月時点で検索市場のシェアは、Googleが48%、Yahooが22%、MicrosoftのMSNが11%、そしてAOLが7.2%となっていたという。

(Dan Farber)

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