「オンデマンドサービスの普及は10年先」--アナリスト予測

dp 2005-07-15 21:04:02

 IT分野のアナリストレポートを提供しているウェブサイトAnalyst Viewsが、オンデマンドコンピューティング(他の名前で呼ばれる場合もある)に関する報告書を発表した。この報告書では、前回調査を実施した2004年秋から何らかの変化がなかったかを確認する目的で、IDC、Gartner、Saugatuckといったアナリスト会社のオンデマンドコンピューティングに関する見解をまとめている。

 Analyst Viewsは報告書の中で、確かにオンデマンドコンピューティングを採用する企業は増えているが、広く採用されるようになるには最高で10年かかると予想している。「オンデマンドコンピューティングは、7〜10年以内に大半の大手企業の間で普通に使用されるようになり、さらに中規模企業の間でも人気が高まって行くとわれわれは確信している」(同報告書)

 同報告書は、Gartnerの主張と異なり、オンデマンドは大幅な雇用喪失につながると結論付けている:

 現在、企業内のIT部門が手掛けている業務を今後はオンデマンドサービスを提供する企業が担うようになると予想する。現在、企業の間では、社内のIT部門が手掛けていた業務を外部の大手ITサービス企業に外注する動きが見られるが、(オンデマンドサービスの場合も)これと同様の動きになると考える。

 Salesforce.comの破壊的なビジネスモデルがそのよい例だ:

 また、オンデマンドコンピューティングの登場により、アプリケーションベンダーはビジネスモデルを現在のソフトウェアライセンシングからPay-As-You-Goモデル、あるいはSoftware-As-Servicesモデルなどの重量課金モデルへと大幅な変更を余儀なくされると予想する。Salesforce.comをはじめとするベンダー数社は、将来のオンデマンドコンピューティング界の主役の座を虎視眈々と狙っている。

(Chris Jablonski)

 

 

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