無線音楽配信サービスが大ブレイクとの予想――2010年までにユーザー数は5000万人、収益は1億ドル超へ

dp

2006-06-19 20:35

 無線経由(over-the-air:OTA)の音楽配信サービスの登場は、携帯電話ユーザーにとっては音楽を購入する至極便利な手段の、音楽業界にとっては将来性のある新たな流通経路の出現を意味している。一般的な利用率はまだ高くないものの、IDCの予測によると、米国内の無線音楽配信サービスのユーザー数は2010年に5000万人を突破し、売り上げも10億ドルを上回るようになるという。同サービスの提供が始まった2005年から、わずか5年でこれだけの成長を遂げると考えられているのだ。

 IDCが実施した調査では、適当な携帯端末を所持していると推測される全対象者のうち22%が、サービス利用開始から1カ月以内に少なくとも1曲を購入する可能性があると答えている。また、25歳から44歳までの回答者の8%は、4曲以上の購入を予定しているという。IDCのアナリストは、この年齢層の中でも、特にデジタル音楽サービスを初めて利用する人々が、無線経由音楽配信サービスのコアユーザーになると見ている。一方、音楽再生機能を実装した携帯電話の出荷数は、2010年までに出荷される全携帯電話の約6割を占めるようになると、IDCは予想している。

(ZDNet Research)

※このエントリはZDNETブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNET編集部の見解・意向を示すものではありません。

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]