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「Open Source Convention(OSCON)」の開催初日に、Greg Stein氏が謎の多い記事をブログに投稿して、人々の話題をさらった。同氏がGoogle Code Blogに掲載した「Googleの新サービス」と題される記事には、同氏およびその配下のメンバーがオープンソース開発コミュニティを対象とする新たなサービスを開発したと記されている。だが、それ以上の詳しい情報は明かされなかった。
最初は「Google Web Toolkit(GWT)」か「Eclipse」に関わるものだろうと考えたのだが、Stein氏は「サービス」という言葉を使っているので、示唆されているものの範囲はおのずと狭まることになる。GWTやEclipseを「サービス」と呼ぶわけにはいかない。したがって、わたしの推測は正しくないと考えざるを得ない。
では、オープンソース開発コミュニティが恩恵を得るものとはいったい何だろう。ここで少し予想を立ててみようと思うのだが、結局のところ、「Krugle」の検索機能や「Subversion(SVN)」の世代管理機能、「Cruise Control」の統合維持機能が搭載された「Source Forge」のようなサービスが提供されるというのでは、おもしろくも何ともないので勘弁してほしい。
Stein氏はこれまでもオープンソースと密接に関わってきた。現在は、Googleのエンジニアリングマネージャーであるとともに、Apache Software Foundationの議長も務めている。過去に、SVNや「WebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning)」といったプロジェクトに携わっていたこともある。そのほかにも多彩な経歴を持つが、今は省略しよう。
彼らが準備しているサービスとは、開発者が共有して利用できるコードのレポジトリではないかと思われる。これなら、賛成意見が多数を占めるに違いない。今日のGoogleが切実に必要としているのは、開発者のコミュニティだ。OSCONなら、そうした模索をするのにうってつけの場である。オープンソース開発コミュニティにとって「Google」と「コード」が同義になる日が来れば、ほんとうにおもしろい。オープンソース開発者の大部分がMicrosoft派でないことを考えると、なおさらにおもしろい。
(Garett Rogers)
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