Androidスマートフォーン「HTC Desire」を検証する - ハードウェア・OS編

後藤 康成 2010-05-02 18:38:35

4月27日にソフトバンクモバイルからAndroidベースのスマートフォーンで「HTC Desire」が発売された。僕らフィードパスはソフトバンクテレコムと昨年から提携しており、今回ソフトバンクテレコムさんよりHTC Desireをなんと発売日に届けていただいた。

早速このゴールデンウィークにHTC Desireをいじりまくってみたので、今回はハードウェアとOSであるAndroid 2.1 with HTC Senseについてのインプレッションをレポートする。なお、発売と同時にBluetoothでPCやケータイ、PDAと接続して電源を入れ直すと、フリーズするという不具合が発表されているが、ソフトウェアアップデートでWi-Fi経由で最新版にアップデートする作業を行ったところ、5分程度でなんの問題なく最新版にアップデートが完了した。


ホーム画面とシステムソフトウェアのアップデート完了画面

■HTC Desire ハードウェア
HTC DesireにはQualcommのQSD8250 Snapdragon 1GHzのCPUが載っかっている。一概にiPhone 3Gとの比較は出来ないが、(iPhone 3GはSamsung 32ビット RISC ARM 412 MHz)さすがにOSおよびアプリケーション共にスムーズに動作する。画面は約3.7イン WVGA/有機EL(最大6万色)を採用していることで、驚くほど綺麗である。

メモリは取り外し可能でmicroSDHCが利用できる。標準搭載のメモリは2GBで最大32GB。MP3や映像を本格的に楽しむなら、せめて16GBは必要ではないかと思う。

HTC Desireの外観に目を向けると、ハードボタンが下部に5つある。左から「ホーム」、「Menu」、「スクロール」「戻る」、「検索」。僕が使っているかぎり日常的には「ホーム」、「メニュー」、「戻る」この3つしか利用しなかった。真ん中の「スクロール」はいまいち使い方に慣れない状況である。

また、スリープ解除(レジューム)ボタンの位置がiPhoneとは逆の上部の左に位置する。右手で持って人差し指がちょうど位置する場所だ。左手で画面を操作することを想定しているのであろうか。約2年間iPhoneに慣れた僕は、このレジュームボタンの位置については、この3日間ではなかなか慣れなかった。まぁ時間の問題だろう。

■Android 2.1 with HTC Sense
そして、OSはAndroid 2.1 with HTC Senseである。これまで僕はGoogle Developer DayでもらったHTC(HT-03A)をWi-Fi環境で利用していた(このHT-03AはAndroid 1.5から1.6にアップデートしている)。今回HTC DesireではAndroid 2.1を採用したことでiPhoneのようなマルチタッチがサポートされ、かなり使いやすいユーザーインターフェースとなっている。

またWebブラウザがAdobe Flash(Flash Lite 4.0)に対応していることでFlashで製作されたサイトがPCと同じように利用できる。HTML5/Flash議論は置いておいて、ユーザーの利便性として現時点ではFlashが表示された方が圧倒的に使いやすい。

HTC Desireは画面の切り替えが抜群によい。HTC Sense(なのだろう)Mac OSのExposeのような画面のサムネイルが表示される。iPhoneでは目的のアプリのある画面までスライドさせる必要があったが、このサムネイル表示で1タップで目的の画面が表示できる。HTC Desireの画面は全部で7画面あり(タブン7画面以上は拡張できないと思われる)、その画面のサムネイルが表示されタップで選択が可能である。これはかなり使いやすい。

ウィジェットに対応しており、アプリケーションを起動することなく、メール、フィードや天気予報などがライブ表示される。Google AnalyticsのVisitor表示をウィジェット表示させた。このウィジェットは思ったよりも便利である。


サムネイル画面とツイッターアプリtwiccaのウィジェット(右上部)

最後に、PCとのシンクである。HTC SyncがMac OS対応していない。僕は日常的にMacBook Airを利用しているが、今回のHTC Desireは、いわゆる母艦が無い状態で利用している。とはいえ僕は、メールはfeedpath Mail、スケジューラはfeedpath Calendar、写真はFlickrとクラウドアプリケーションを利用していることから、特に日常的には困ることは無いが、バックアップは取りたい気がする。HTC SyncがMac OSに対応していないということは、明らかに最初はWindowsユーザーにターゲットを絞っているとしか考えられない。早期のMac OS版のリリースを期待する。

30以上のAndroidアプリを「マーケット」からダウンロードしたので、次回はHTC Desireで動作させたAndroidアプリケーションのインプレッションをレポートする。

後藤康成(ごとう やすなり)
フィードパス株式会社 CTO 兼 feedpath Calendar 事業統括
シリコンバレー・ベンチャーを経て2000年ネットエイジ入社。ネットビジネスのインキュベーション案件およびテクノロジー投資案件などを担当。技術開発担当取締役、ngi group 執行役CTOを歴任しビジネス&テクノロジーと幅広い経験を持つ。2005年クラウドからビジネスアプリケーションを提供するフィードパスを設立する。ブログエンジン、Zimbraの日本市場展開。現在ビジネススケジューラーのfeedpath Calendar事業統括を担当。 著書として「Web2.0 BOOK」など。自身のブログはBlogot Twitterアカウントは feedpath

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※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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