OS XでもEmacsが使いたい。エディタは開発作業にしろ管理作業にしろ、多くの場面で多用するツールだ。OS Xに付属しているエディタでもいいんだけれども、あの手慣れたショートカット、いぢくりまくったMy ~/.emacs。デフォルトでインストールされていないとなると、ますます使いたい。
OS XでEmacsを使うにはこれまではEmacsにパッチをあててビルドする必要があった。これが2007年6月、数年ぶりにリリースされたメジャーリリースEmacs 22.1からは必要なくなっている。ダウンロードしてくればそのままビルドできるっていう寸法だ。ヨダレがでるぜ。
OS XでEmacsを使う場合、Carbonを使う方法とX11を使う方法の2つのビルド方法がある。それぞれに一長一短があるんだけれど、日本語を主に使う場合にはCarbon版をビルドした方が便利だ。フォントは綺麗だしことりえを使って日本語入力ができる。多言語を表示させたいとか編集する必要がある場合にはX11版をビルドすればいい。
あとはビルドするバージョンだが、また数年間メジャーリリースがないという悶絶プレイも考えられるので、CVSから最新版をダウンロードしてきてビルドする方法を覚えてしまいたい。随時ビルドというのはほかのアプリケーションの使い方から比べるとアグレッシブではあるが、いつも使うエディタだし、愛情とともにビルドしていきたい。
ということで次回から、Carbon版Emacsをビルドする方法を説明する。
さ、ビルドするぞー
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