前回の要領でEmacsをビルドしてインストールした場合、Emacsの成果物は/Applications/Emacs.app/と/usr/local/の両方にインストールされる。/Applications/Emacs.app/にはCarbon対応のEmacsが、/usr/loca/にはターミナルで動作するEmacsがインストールされるわけだ。/Applications/Emacs.app/にインストールされたEmacsはFinderで表示されるので、ドラッグ&ドロップでショートカットに登録すればいい。
/usr/local/の方にインストールされた成果物はターミナルで動作するものなので、Linux/FreeBSDを使っているときのようにコマンドラインからemacs(1)を実行したらGUI Emacsが起動する、という風にはならない。しかもデフォルトでインストールされている/usr/bin/emacsとも名前がぶつかっているので、気をつけておかないとなにが実行されているのかわからなくなってしまう。
ということでターミナルから使うときにはエリアスを張っておけばいい。これでターミナルでemacsと実行すればCarbon版のEmacsが起動してくるという寸法だ。
とりあえず最低限の設定はこれで完了だ。さ、使うぞ〜
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