スーツ着てりゃいいってもんでもないが

飯田哲夫(Tetsuo Iida) 2006-03-30 00:09:19

かといって、サンダルとTシャツの方が良いってものでもない。「オープンソースの普及には開発者の身だしなみも重要」というマサチューセッツ州のCIOの発言を取り上げたZDNetのニュース。廻りを見回す限り、確かにちょっとという格好の人もいるし、エンタープライズユーザーにはそれに拒絶反応を示す人もいる。でも、それが全てではないので、ここで服装が象徴するものは、オープンソースが企業に受け入れられる際のハードルと見るのが妥当だろう。

この記事の最後に、そのCIOの発言として「技術部門の責任者が、オープンソースソフトのメリットについて、組織内に伝達しようとしていない」とある。商用ソフトであれば、ベンダー側があの手この手でCIOの社内説得を支援するのだが、オープンソースからそこまでの営業活動を期待することは出来ない。

ましてや、ビジネスユーザーは、別にオープンソースを望んでいるわけではなく、ビジネスを支援してくれるテクノロジーを望んでいるのであり、それがオープンソースであるか商用ソフトであるかは重要ではない。私はここにIT企業が果たすべき役割があるだろうと考えている。

ビジネスユーザーの関心事ではないが、オープン化するイノベーションをきっちりとエンタープライズ・ユースの世界へ取り込んで行くこと。でも、それはTシャツ&サンダルの人にスーツを着せて革靴を履かせることではない。Tシャツ&サンダルの人が信頼に足ることを示していくことである。

☆☆☆

さて、先日のサンのセミナーでは、まさにこうしたテーマを取り上げましたが、資料もアップされたようなのでご興味ある方は是非。

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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