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手前味噌とはなるが、今週はこれに触れないのも不自然だ。7月19日にISIDよりプレスリリースされたが、三菱東京UFJ銀行においてSeasar2が採用された件である。
今回のリリースについては、多くのメディアにて取り上げて頂いたが、面白さのポイントは以下の点に纏められると思う。
・エンタープライズレベルでの採用であること
・採用事例としてメディアに公表されたこと
・顧客によって採用の決定がなされたこと
今回のSeasar2の採用は、プレスにもあるようにHP製ブレードサーバーを52台連結させた大規模システムへの適用であり、まさにオープンソースのエンタープライズ利用であると言える。従来エンタープライズ利用が無かった訳ではもちろんないが、それが採用事例として公表されたことは、Seasar2にとってもその利用を検討しているユーザー企業やITベンダーにとっても有意義なことだと思う。また、今回の採用に関しては、ITベンダーが自らの判断のみで決定したのではなく、顧客サイドが決定に積極的に関与した点がポイントである。つまり、エンタープライズ・ユーザーがSeasar2というオープンソースの開発フレームワークを利用することの良さを認めてくれたと言えるからだ。
また、ISIDの立場では、Seasar2のサポートサービスの価値を認めてもらえたこと、また、開発を担当させてもらえたことは非常に嬉しいことである。こうした案件を遂行していく過程において、エンタープライズ・ユーザーが必要とする要件をSeasarの機能強化に繋げて行くようなサイクルが出来れば良いと思う。それによって、コミュニティ、IT企業、ユーザー企業のwin-win-winなサイクルを作ることとなるだろう。
プレスリリースの最後にある「オープン・イノベーション」に積極的に取り組んで行きたいという思いは、形式的麗句ではなく、本意である。
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