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iPODと北朝鮮

飯田哲夫(Tetsuo Iida)

2006-12-10 01:17

インドねたばかり書いていたら会社の近くに本格的なインドカレーの店ができた。さくさくしたナンの食感が実にたまらない。

すると今度はインドから結婚式の招待状が来た。留学時代の友人からのものだ。実にインド風でいい感じである。これは行ってレポートするしかないなと。

招待状2.jpg

プログラムを読んでも用語が良くわからないのだが、どうも2日間に渡ってセレモニーが続くようである。初日は朝の9時からで、次の日は夜8時半から11時までのパーティで締めだ。すごそうだ。でも日付をよく見てみると来週である。行けねーって。

さて、今回はブッシュ大統領がiPODを北朝鮮に輸出することを禁じたという話。報じたのはAPである。話の主旨はこうだ。北朝鮮のミサイル実験や核開発に対する制裁処置として、米国が北朝鮮への贅沢品の輸出を禁止するという。その中に、美術品やタバコ、高級車などと並んでiPODも禁止品目に含まれたと。

面白いのは、こうした品目の選定が、金正日の嗜好に関する亡命者からの情報に基づいて行われている点である。つまり金正日が好きなものが手に入らないようにしようというのだ。最近のマーケティング手法は、顧客のプロフィールやアクションに基づいたパーソナライゼーションを洗練させる方向に向かっているが、今回の制裁は同じ手法を逆手に取ったものとなる。制裁に効き目があれば、マーケティングにおけるパーソナライゼーションにも効果あり、かな?

また、今回の品目の中で、美術品やタバコといった風にカテゴリーでのみ報じられているものがある一方で、iPODのようにブランド名が明示的に報じられているものがある。報道に出てくるものを列挙すると、iPOD、Rolex、Harley Davidson、Jet Skis、Mercedes, BMW、 Cadillac、Hennessy XO、Johnny Walker、Segway、となる。金正日の好きなものということではあるが、政治的に切り離された国家においても強い影響力を持ちえるブランドの力というのは凄い。

しかし、制裁がうまく行っとしても、これがミサイル実験や核開発の抑止にどの程度繋がるかは未知数である。また、ミサイルや核のような物理的破壊力に関する話題はよく出るが、北朝鮮におけるITの実力、つまりバーチャルな破壊力がどの程度であるのかも気になるところである。衛星からの写真には写らない一方で、ネットワーク化が進んだ今日、ITの持つ破壊力は侮れない。

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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