もし、自分のオフィスのデスク上の電話機にコールされた電話
(要は自分の名刺に書いてある電話番号にかかってきた電話ですね)
を自分のケータイでどこにいても取ることが出来たら、
便利だと思いませんか?
相手は自分のオフィスの番号にかけるだけで、
たとえゴルフ場にいたとしても、スタバでサボっていたとしても、
移動中でも、その電話をとることが出来るのです。
大事な用件の電話を待たなければならないのに
急な外出が入ってしまった、なんてことはよくあると思いますが、
ケータイが使えるところであれば
どこにいても自分あての電話を取り逃がすことがありません。
電話をかけるときはケータイなんで当然ワンアクションで履歴か
ディレクトリ上の番号をプッシュするだけ、さらに、
相手への番号表示も自分のオフィスの電話番号だったら、
いいですよね。
相手は常に自分のオフィスの番号にかけるだけ。
これがFMCとかワンナンバー・ソリューションと言われるもので、
オフィスの電話番号をそのままケータイで使えるので
社内への通話はケータイからでも内線をコールするだけです。
業務でケータイを使うのが当たり前になってきた割には、
会社は通話料金を払わないどころか、
業務用のケータイすらも支給しないという現実のなかで
Avaya one-X Mobileというアプリケーションを
使用すれば、ケータイからどこにかけようが
会社のPBXまでの通話料金しか、かかりませんし、
通話相手へのコールは会社のPBXから発信されるので、
この分の通話料金をケータイ側に請求されることもないし
自分で負担することもありません。
株式会社アイシェアが7月2日に発表した
「ビジネスホンと業務における携帯電話の利用に関する意識調査」
によると3割以上のビジネスパーソンが個人のケータイを
勤務先での通信手段として利用していて、
その8割以上の人たちが料金を自分で払っている、とありました。
いったん、相手先の電話番号が登録されれば
確かに電話をするのはケータイのほうが便利だし、
取引相手も確実に電話に出てくれるであろうケータイに
かけてくるのも理解できます。
ただ、個人のケータイ番号を取引先に教えるのは
抵抗があると思う人も多いだろうし、通話料金を
個人で負担するのはかなわないと思っている人も多いでしょう。
相手に自分の会社の電話番号を教えるだけで
どこにいてもケータイに着信できる『ワンナンバー』は、
電話を重要なコミュニケーション・ツールとして使用する、
特に営業の人などには大変便利なソリューションです。
私も実際にAvaya one-X Mobileを使っていますが
シンガポールなどに出張していても
オフィスにかかってきた電話をそのままケータイで出れるので
相手は私がオフィスで電話を取っているものと信じ込んでいます。
ただ、時差があるところに出張しているときは要注意。
ニューヨークのホテルで夜、寝ようと思っていたら
会社の受付嬢から
『XXさんが近くまで来たんでお会いしたいと言ってます』
なんて内線がかかってきたりします。
Avaya one-X Mobileは現在、国内では
SynbianベースのNokia E61とWindows Mobile端末に対応しています。
Avaya one-X MobileはSynbian、Windows Mobile 以外にも
さまざまなプラットフォームで提供されていく予定です。
(加瀬 健)
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