ITIL Manager活動状況

itil 2006-12-22 17:22:21

EXIN社の発表では、ITIL* Manager取得者は、2006年10月末までで、ちょうど100名に達したそうです。日本以外での資格取得者ならびに、EXIN社外の認定コースで資格を取得された方もいらっしゃいますのでの、ほかに何名かのITIL Managerがいらっしゃるそうです。ITIL Managerの試験は論述式で、かなりハードルが高いと言われています。そうはいいながら、海外の他の国の状況に比べると、日本の合格率が異常に低いという状況だそうです。

今までの、取得者の傾向を見ると、Supportに比べて、Deliveryのほうの平均点数が低い傾向があります。合格圏の点数に達する人数も、当然のことながら、少なくなっています。運用に関連したプロセス群よりも、戦略に近い、戦術的なプロセス群に関連するほうが不得手のようです。これは、コースの中でも感じるのですが、分析や提案の段階でITサービスの領域で表現を終了するケースが多いことと関連しているようです。言い換えると、解答者として求めているのが、シニアコンサルタントの立場ですから、会社のビジョンを理解し、ビジネスとの関連をきちんと把握できた表現ができなければならない、ということです。そういったことを理解するうえでも参考になると思いますので、ITIL Managerを取得された方々が、どのような領域で活躍されているか、どのような業務を行っているかを紹介していきましょう。

まず、通常の会社での業務について列挙していきましょう。当然ITILに関連したお仕事をされている方々が多いのですが、以下の業務があげられます。

・ITサービスの企画・立案

・ITサービスの運用の主導

・ITサービスの維持・改善

・ITILプロセスの導入

・ITILに準拠したITサービスの提案・コンサルタント

・ITILに関連したプロセス成熟度の評価

・ITILの啓蒙・教育活動

・ISO20000の規格認証関連業務

アウトソーシングをされている会社のコンサルタントや、ITサービスの構築、導入に当たってのプロジェクトを主導されている方々が多いようです。社内のシステムのより一層の業務改善につなげるために、ITサービスマネジメントからアプローチされることを主導している方々もいらっしゃいます。ISO20000の規格認証取得のための業務に携わっている方々も多くなって来ています。ITサービスの適用範囲が拡大するにつれて、ますます領域が拡大していくことが予測されます。

皆様それぞれに、会社の方針を理解し、ビジネスを理解し、ITサービスとの関連を調整するという重要な任務を担って活躍されているようです。何よりも、ITILプロセスを定着させ、継続的な改善活動ができる会社の文化を築き上げていくためには、大変な努力が必要なようです。ITILでは、Process、People、Productの3Pが重要といわれていますが、プロセス導入に当たってのツールの選択や、啓蒙活動と人材育成にも力を入れていただいています。

こういった社内の業務、仕事としての役割のほかにもいろいろと活躍されている方々がいらっしゃいます。その主なものでは次のような活動があります。

・itSMF* Japanの分科会での活動

・itSMF Japanの日本語版書籍出版のレビュー

・各種団体における講演

・雑誌の記事掲載

・書籍執筆

・日本語版試験のレビュー

・日本語版試験の採点官

・日本語版模擬試験のレビュー

ITILの普及、浸透を願って活動されている方々に支えられています。また、ITIL V3.0の試験に関する国際委員会の委員をされている方もいらっしゃいます。ITILとCOBIT*やSOXの関連のレビューの作業を行っている方々もいらっしゃいます。皆様それぞれに優秀な方々で、多忙な中でボランティア活動を行っている方々には、本当に敬服に値するといってよいでしょう。

話は変わりますが、たぶん、この年末年始がManager試験の追い込みに重なっている方々もいらっしゃるでしょう。タイムマネージメントとファミリーマネジメントを上手にこなして、合格できるように、是非頑張ってください。

日本CA株式会社では、来年2月から4月にかけて、大阪でITIL Manager資格取得のためのITIL Masterコースを実施いたします。

詳細は日本CAの研修サービス

をご覧ください。

今までは東京を中心に行ってきましたが、2006年にはitSMF Japanの関西支部も設立されましたし、関西方面の方々に、是非この機会をご利用いただきたいと思っています。

* ITIL 、itSMFならびにCOBITは登録商標です。

前田 隆

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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