デベロッパーがこれからの世界を変える

米野宏明(Hiroaki Komeno) 2014-12-04 10:00:00

気づいたら 1 年以上投稿していない。決して筆まめなほうではないが、それにしてもここまで間をおいてしまったのは、当方の役割が変わって非常に落ち着かなかったためである。


昨年 11 月より、日本マイクロソフト株式会社 デベロッパー エクスペリエンス&エバンジェリズム統括本部 マーケティング部を率いている。まずこの本部であるが、「エバンジェリスト」 と呼ばれるハイパー エンジニアを何十名も抱えており、エンジニアの皆様にマイクロソフトのテクノロジーやプラットフォームのビジョンや長期的な価値をご理解いただくことに注力する特殊部隊である。その中で我がマーケティング部は、マーケティングによりそれを支える仕組みを作るのだ。


マーケティング部はさらに、プロダクトマーケティングとオーディエンスマーケティングに分かれている。プロダクト マーケターは、開発ツールである Visual Studio と関連ツール、サービスを見ている。オーディエンス マーケティングのほうは、一般には馴染みがない用語かもしれないが、IT エンジニアの皆様に対して、マーケティング メッセージやコンテンツを届けるためのコミュニケーションやフィールドマーケティングを行う。MSDN Online や TechNet Online、今年から始めた技術者向けイベントの de:code (ZDNet の記事) やコミュニティ運営などもオーディエンス マーケターの仕事だ。


de:code のブランドを作った時、タグラインを "Developers build the future" とした。ご承知の通り IT 業界は大きな変化の曲がり角にいるが、これからはデベロッパーが先陣を切ってその変化をさらに切り開いていくのである。マイクロソフト本社の CEO が今年 2 月に交代し、開発畑の Satya Nadella になったのはご存じかと思うのだが、中から見ていると、今までとは明らかに会社としてのマインドが変わってきている。もう数年前から Device & Services カンパニーになるんだというようなことは言い続けていたしそれに即した製品やサービスはリリースしていたのだが、ビジネス モデルのコアがまだ旧来の位置から離れきっていなかった感じがする。しかし今は明らかに違う方向に向こうとしている。


当方に関連性の深いところでの象徴的な出来事としては、先日 11 月 12 日 (日本時間の 13 日深夜) にニューヨークで行われたイベント "Connect();" で発表された、Visual Studio Community エディションの無償提供と、.NET サーバー コンポーネントのオープンソース化がある。これらは、単体製品として単にフリーミアム ビジネスモデルに移行しますよ、という話ではない。今後の IT プラットフォームにおける収益モデルの根本的な変化と、それに即してエンジニアがどうあるべきかを示す、重要なマイルストーンなのである。


このあたりの話は、12 月 18 日に急きょ設定したパートナー様向け Visual Studio / .NET 製品戦略説明会でお話ししたいと思う。パートナー様はまずこちらにご参加いただきたい。時間は 14:00-16:00、場所はベルサール三田である。パートナー様ではない場合はお申込みいただいてもお断りする場合があるのでご容赦を。


エンドユーザー様も含めた全員向けには、Azure を中心としたコミュニティ イベント "GoAzure" を年明けの 1 月 16 日に、そして次の de:code を 5 月 26 日に開催するので、ぜひそちらにご参加いただきたい。それ以外にも、オンラインでいくつかの企画を検討中である。もちろん本ブログでも適宜紹介していきたいと思う。


※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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