IT産業を戦略的に見る

宇野澤 庸弘(うのざわ つねひろ) 2010-08-30 01:28:09

昨日、今日に始まったことではないけれど、日本のガラパゴス状態をここ2,3日、改めて再考させられました。

27日(金)のニュースセンター9時で寺島実朗氏が、民主党の党首選を見て、「このような国内の状況は、日本を救いようのない状態にしてしまう」と大きな懸念を表していました。そして今こそ「逞しく戦略的な日本が必要」とも言っておられました。

また、29日(日)のNHKスペシャル「灼熱のアジア」、脱石油時代にエネルギーの覇権を狙う中東諸国の自信に満ちた戦略紹介です。アブダビの環境実験都市、カタールの液化天然ガスプラントなど、中枢の人間の凄まじいまでの活躍。まさに国家戦略です。唯一国内企業として紹介された千代田化工も、日本人の真面目さばかりが目につき戦略の逞しさは、微塵も感じません。

彼我の差は、エネルギ-産業だけの話でないことは自明です。

翻って、IT産業のここ10年、更に20年はどうだったのだろう? そんなことより、今現在はどうなのだろうか?と自問しきりです。IT産業は、2,3年毎に新たな技術用語がどこからともなく持ってこられ、それを勉強し、それに精通し、それを売り買いしていれば大丈夫ということを30年以上続けてきたような気がします。ところがここ数年から10年は、その神通力も相当弱まりました。IT産業の変革エネルギーのマグマの所在が、IT技術から利用者Wantに移り変わってきたからと思っています。そこに視点を変えないと、IT業界の閉塞感は拭えないとも思っています。

IT技術から利用者WantにChangeです。ダウイーンの言葉を引き合いに出すまでもなくChangeが最も大切なようです、特に今の時代は。でもChangeをする事は難しい様です、特に最初にそれをやる人は。何故なら、今までの成功のやり方を捨てなければならないだけでなく、現行の成功者から白い目で見られるからです。でも、小さなChangeの現実が見えれば、あとは徐々にそして急激にChangeは広がるものです。

私はBPMが、IT産業のChangeのトリガーと思っています。 と書くと、BPMのIT技術だけを勉強されるのが、IT屋の悪い癖です。大切なのは、IT技術に興味をもち、広くBPMを理解し、その影響力を大いに評価し、そして自分・自社・日本の立場(Capability)を考え最強の 「逞しい戦略」を考える事ではないでしょうか。

ベンダーが悪い、SIerがダメ、ユーザが全くなっていない、一番悪いのはコンサル等々の議論ではなく、それぞれの役割を当にコラボレイトして多様化するユーザWantを実現していくことがキーと思います。まさにBPMはそのようなIT スタイルを必要としています。そのIT スタイルをIT社会にまで昇華していくことがゴールでしょう。そこに向けての「逞しいい戦略」です。

関係する協会と連携して進めていければと思っています。

 

 

 

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

1件のコメント
  • orz

    コラボレイトして多様化するユーザWantを実現していくことがキー

    2010年08月30日

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