JUASで「効果実感!BPM活用」セミナー実施印象記

宇野澤 庸弘(うのざわ つねひろ) 2010-10-18 00:36:38

10月13日、JUASの研修プログラムJUASアカデミーで「効果実感! BPM活用」セミナを持った。

JUASとは、社団法人 日本情報システム・ユーザ協会で、活発な協会活動をここ数年進めている。過日訪問した際、JUASの例年まとめている「企業IT動向調査2010」のアンケートの問い「IT投資で解決したい課題」に、回答として、業務プロセス・ビジネスプロセス関係が上位を占めている事などから今回のセミナーとなった。

通常4時間で紹介をしている「BPM概論」を2時間に凝縮したので、短すぎたのお叱りのコメントもいただいたが、概ね好評の評価をいただいた。

話の骨子は、「BPMの三側面」・・・(1)経営の規範 (2)業務改善の手法 (3)ITの実現プラットホーム・・・を柱として、(2)はBPデザイナー社の梁田氏が、自社の業務の見える化手法BPECを、ユーザ自身が実践できる具体的な手法として紹介をした。それ以外は当方と、UML教育研究所の小林取締役がOMGのBPM認定試験(OCEB)の紹介をした。

(1)(2)(3)が連携して、一例を書くと、経営層の事業ビジョンが担当事業部の事業計画に具体化され、それが更にGoalという形で数値化され、業務の流れ(BP=ビジネスプロセス)も明確にされ「見える化」され、ITシステム化に発展する、それがBPMというような説明をした。そして、後半の20分ほどで、BPMがIT産業に及ぼす影響などをべき論も含めさせていただいた。

終了後、2,3の熱心な方と情報子会社でのBPMの取り組み方等々、現実的な課題を提示され議論を行った。

率直な印象を幾つか。

1. BPMSの事は、既にかなり理解されており、業務の見直し、業務プロセスの課題等経営からのチャレンジは相当受けている様子。SIerが、BPMに関しユーザの要求はまだまだと感じているとのギャップがやはり一番の問題と云う事をまた認識した。  ユーザ側とIT側とのギャップは、BPMでも今更のように言われ続け、現実に今回もそれを感じているが、その解決方法は地道に業務の可視化から入るのが一番着実の様な気がする。

2. BPMが進んで行く時の情報子会社の位置とこれからの姿を明確なイメージしていくことの重要さ。 SIerもふくめ、これが一番大きな問題かも知れない。BPM/SOA、オープンソース、Cloud等々、色々キーワードが今後現実を明確にしていくと思うが、それらは従来のIT業界構造を相当大きく変えることが予想される。そんな時、既存企業のソフトランディングと次への緩やかなChangeの青写真はやはり大切なのだろう。特に日本では。

3. JUASは名前の通り、IT業界の中では一番ユーザに近い協会。IT産業が技術から業務にシフトしていくこれから、色々な活動がJUASのような協会から育っていく様な気がし、べき論としても正しい様に感じている。

 

 

 

 

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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