職場に愛と笑顔を

前川賢治(Kenji Maekawa) 2008-04-24 10:20:06

 人間って他人と話すときに、相手の表情や態度を感じ取って、言葉遣いや話す範囲を微妙に変えることがありますよね。コミュニケーションがスムーズに進むようにとの無意識での働きと思うのですが、同じ相手でもリラックスして話せるときもあれば、緊張を強いられるときもあるわけで、他者との相互理解ってのは本当に難しいもんだとつくづく感じます。

 僕とうちの社長の山本とは大学時代のバンド仲間だったこともあって、お互いを良く知っていますが、そんな僕でさえ山本が険しい表情をしているときには身構えてしまうくらいですから、一般社員ならもっと緊張するでしょう。

 前回のエントリーで「情報共有を行なうには、部下が上司にホンネを言える社風の存在が前提」といった主旨のことを書きましたが、上司が近寄り難い存在であれば、部下はキレイなことしか報告しなくなる可能性が出てきます。その場合、客先で火の手が上ってからようやく状況を把握する、なんて事態に陥っちゃう。

 そうやって考えてみたときに思い出されるのが、「北風と太陽」というイソップ寓話。旅人の上着を脱がそうと北風と太陽が競争するというお話です。

 怖い顔をして、命令口調で物を言い、威厳を保っている北風上司と、常に穏やかな表情をして、親しみやすい雰囲気を醸し出し、対話を欠かさない太陽上司がいたとして、部下はどちらにホンネを語るだろうかと考えると、後者であることは確実。

 とはいえ、仏頂面をして威厳があるように振舞うのはある意味簡単なんです。適当に小言を言ってブスっとしときゃ、それだけで偉そう+怖そうに見えるんですから。

 逆に「太陽上司」は難しい。毎日が競争なんだからニコヤカな表情なんかできるか、沽券に関わる、部下を叱らなくてどうする、規律が緩んでしまう、なんて非難が起こりそうです。実は、部下を怒ることなく一日中朗らかにしているというのは、上司にとっては結構チャレンジングなんです(とくに昔気質や体育系の上司にとっては)。

 まぁそういった課題はいろいろあるものの、うちの会社では、オープンな社風を持ったポジティブな会社にするためにも、僕らを含めた上司からまず変わろうじゃないかという結論に至りました。テーマは「愛に満ちた職場で愛に満ちた製品を生み出そう」です。愛と聞いて笑わないでくださいね、役員一堂熟慮を重ねた結果、マジなんですから。

 きっと近いうちに成果を報告できる日が来ると思いますし、僕自身もとても期待しています。

 読者の皆さんも仕事に愛と笑顔をお忘れなく!

--------------------------------------------------------------

前川@ドリーム・アーツ

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

SpecialPR