Windows8 アップグレード祭り終了

前川賢治(Kenji Maekawa) 2012-10-29 18:00:00


26日、いよいよWindows8の販売が開始された。マイクロソフトによると、今回のWindows8は、Windows95のブームを超える画期的なOSであるという触れ込みであるので、一応PCオタクの端くれである僕としては、発売当日にWindows8へのアップグレードは終わらせておかなければならないのである。


ちなみに、以下の条件のいずれかに当てはまる人は立派なPCオタクらしいです。


・特に理由はないが、パソコン上に仮想マシンで複数のOSを動かしている。
・何かあったときのため、予備のパソコンを用意している。
・誰かがパソコンを捨てると聞くと思わずもらいたくなる。
・自宅に使っていないパソコンのパーツが山ほどある。



Windows95が発売された当時のように徹夜で行列を作るような熱狂ぶりはなく、ある意味普通に、少しやらせっぽい感のあるカウントダウンと共に開始されたWindows8の発売の様子は、先月の熱狂的なiPhone5の発売日の様子と比較すると、なんとなく時代の移り変わりを感じる。


しかし良く考えてみると、iPhone5の場合は物理的な物体を入手する必要があるので、店頭に並んで少しでも早く手に入れたいという気持ちは理解できるが、Windows8は純粋なソフトウェアである。なにも店頭に並んで購入する必要はなく、ネットでアップグレード版のライセンスを購入してモジュールをダウンロードすれば店頭に並ぶより早く入手できるのであるから、わざわざ行列を作ってメディアを購入する意味はなく、テレビのニュースで流されている秋葉原の店頭でWindows8を購入した人の「早く自分のパソコンにインストールしたい」というコメントには若干の白々しさを感じたりもするのだ。


ともあれ、僕はPCオタク診断に完全に該当しているので、僕のパソコン上では複数のOSが動いている訳で、僕の作業は、まず仮想マシンをWindows8に対応したVMwareFusion5にアップグレードすることから始まった。


VMwareFusion5では全体のパフォーマンスが約40%も向上しているらしいし、USB3.0への対応も嬉しい。これは買いであるということで、早速ダウンロード版を購入して4,900円なり。


次に、いよいよWindows8のインストールである。ダウンロード版のWindows8 Proを3,300円で購入して早速Windows7からのアップグレードを実施。インストールに多少時間はかかるものの、オンラインでの購入手続きを含むインストール作業は、特に悩むところもないまま問題なくあっさり終了。そしてWindows8の看板であるMetro UIのスタートメニューに辿り着いたのである。



さてと、ちょっとWindows8を触ってみるか。


マウスを画面の角に移動するとメニューが表示されるのね…ふむふむ。
なるほどタブレット型のデバイスだと指で操作するので、これまでのアイコンよりもある程度大きさのあるタイルで表現したということだな…ふむふむ。
IE10は動作が速くなったようだな…よしよし。


ここまでの作業でWindows8へのアップグレードが問題なく終了したことに満足したので、Windows8環境で日常の作業を開始することにした。デスクトップのタイルをクリックすると今までと同じUIで使えるのね…ふむふむ。


ん?デスクトップからExcelはどうやって起動するのだ?あれ?スタートボタンがない…。きっと個人設定かどこかにオプションがあるのだな。これまでと同じ操作ができるようにデフォルトでONにしておいてくれればいのに…と思ってから格闘すること約30分。


まず、マウスを画面の端に移動してスタートメニューに戻ってみる。設定画面をいろいろ探してみる。すべての画面がいちいち全画面になるが前画面に戻る方法が分からない。これもきっとオプションで切り替えられるはずだと信じながら…いろいろ探してみたが目的の設定をできるような画面は見つからず、結局諦めて Google 先生に聞いてみることにした。


そこでWindows8にはスタートボタンがなくなったことをはじめて知ったのだ。確かに思い切った変更ではあるが…。これは流石に困るということで、Classic Shellというフリーソフトをインストールしてスタートボタンを復活させることにした。


もしかしたら僕のパソコンの使い方が古いのかも知れない。マイクロソフトによるとWindows7でピン機能が搭載されたためにスタートボタンを使用する頻度は一般的に少なくなったとのことだし、まだWindows8に体が慣れていないので、ショートカットの操作方法を知らないということもあると思う。しかし、何も廃止することはないと思うが…



確かに今後タブレット型のデバイスは普及するだろうし、Windows8はタブレット端末でも使えるようにするための様々な機能が盛り込まれているのだと思う。近い将来、次々に発売されると思われるWindows8を搭載した新しい発想のパソコンやタブレット端末の発展は楽しみではある。


しかし、タッチパネルでもないパソコンでWindows8を使用する場合、新しいMetro UIはほとんど必要ないし、特に企業ユーザとしては、正直もう少し操作の下位互換性を考慮して欲しかったと思うところではある。


今後、会社で使われるパソコンもWindows8になってくるのかな?


僕自身はWindows8が企業で使わるのには、ちょっと時間がかかるかもという感想を持ったのだが、一方で、未だにXP+IE6の環境がかなり残っている会社も多く、IE6対応という不毛な作業を必要とするケースも少なくないことを考えると、企業のパソコン環境の置き換えが早く進んで、システムを開発する上での不要な制約ができるだけなくなって欲しいと思っているのも本当なので、その意味では企業におけるWindows8の普及は応援したいところなのだ。


僕が思うWindows8で嬉しいことのベスト3は以下の通り。


● Windows8のIE10は標準のHTML5とCSS3への対応が進められ処理も高速化している上、タッチ操作中心の新しいUI版とデスクトップ版のインターフェースが用意されている。
● Windows8のWindows Defenderにはスパイウェアの検知と駆除に加えてウィルスの検知と駆除機能が搭載されているので、別途ウィルス対策ソフトを導入しなくても良い。
● Windows8では、USB3.0が正式にサポートされ、高速転送モードUASPもサポートされている。UASP対応ケースとSSDの組み合わせは超速である。



とはいうものの、現時点で僕が持っているパソコンをすべてWindows7からWindows8にアップグレードするまでのやる気は出ず、僕のWindows8へのアップグレード祭りはとりあえず一台で終了したのでした。


---------------------------------------------
前川@ドリーム・アーツ

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]