我、かくも単細胞な人間なり

前川賢治(Kenji Maekawa) 2013-03-11 11:00:00


2月5日に、我々のお客様であるJALの取り組みや事例を紹介するセミナーを行いました。当初予定していた来場者数をはるかに超える沢山のお客様にお申込み頂き、急遽座席数を増やしたこともあり、ご不便をお掛けしたのではないかと心配しながらも、とにかく多くのお客様にお越し頂きましたことに大変感謝しております。


以前このブログでも書いたことがありますが、僕は人の前に出ると笑えるぐらい簡単に緊張するので、大勢の人の前に出ると、頭が真っ白になり全く何を言っているのか分からない状態に陥ってしまうことは確実です。従って、今回のような大きな会場の演壇に立つような真似は、関係者各位のためにも絶対に避けるべきだと思っておりましたが、セミナー企画担当者からの「最後の挨拶だけお願いします。別に普段通りでいいので。」という、大した仕事でもないのに当たり前でしょ的な依頼を断りきれず、結局、最後のご挨拶だけさせて頂きました。


だから緊張せずに普段通りに話ができるなら最初から苦労しないの。ただ挨拶するだけでさえ明らかに声が震えていたし…。ということなので、聞き苦しい、意味不明、不愉快など、苦情はすべてセミナー企画担当者まで。(笑)



セミナーの最後の挨拶で、お客様がどんなことを考えたり感じたりしているか、また何を課題として取り組もうとしているのか、お話だけでも是非お聞かせくださいとお願い致しましたが、その後、多くのお客さんからお呼びがかかり、2月中は日中ほとんどの時間は外出しているような感じでした。


それぞれのお客さんのアポイントメントは担当の営業マンが調整してくれるのですが、アポイントメントの間にちょっとした空白の時間ができてしまうことがあって、喫茶店で一服することも結構ありました。どうやら周りのお客さんも同種の人達と見え、喫茶店のみならず屋外の喫煙所でさえも、ちょっとパソコンを開いて仕事をしているような人もよく見かけます。


先日も、喫煙所でパソコンを開いているスーツ族の人が、携帯電話で部下らしい人にちょっとした業務的な確認をしながら、「了解。じゃあ今承認したからよろしくね。」と言って、パソコンで何かの承認処理を行った様子でした。


よく見かける光景ですが、僕の座っている位置から、そのパソコンの画面がチラッと目に入ったのでした。勿論、特に意識していた訳でもなく、わずか0.5秒ぐらいの本当に一瞬で、詳しい画面が見えるはずもないのですが、それでも見間違えることはないと思います。自分が作ったシステムを…



思わず、「お世話になっております。」とか「使って頂いてありがとうございます。」とか「何か不都合はございませんか?」とか声を掛けたい気分であったが、パソコンを覗き見したと不審者だと思われるのが関の山なので、さすがにそれは止めておいた。しかし、予期しない状況で自分の作ったシステムが何気なく普通に使われているのを見て、思わず顔がにやけてしまった。これはこれで、違う意味の不審者だと思われたことであろう。


きちんとしたスーツを着ている、見た目は営業の管理職の人だろうか?少なくともシステム関係の人種ではない。そんな人達の日常の業務の中で、自分の作ったシステムが普通に使われている場面にいきなり出くわしたので、
ちゃんと役に立っているだろうか?
問題はないだろうか?
何か不満な点はないだろうか?
そんなことが頭をよぎった。考えてみればお金を頂いてシステムを作っているのだから、お客さんの会社で使われているのは当たり前のことではあるのだが、単細胞人間の僕としては、正直、自分の作ったシステムが使われているということが何か嬉しくて、俄然やる気が出てきた訳である。



実は、このブログ用に書いた先月分の内容が、会社名が掲載されているブログの内容としては適切ではないということで、業務管理部のチェックでボツにされてしまった。しかし、一般常識に照らし合わせて考えて、僕には微塵も問題がある内容だとは思えない。


僕は単細胞な上に、極めて短気で感情的で幼稚な人間である。いくら僕が変人だとはいえ、こんな常識的な内容をブログにさえ書くことができないとすれば、ブログなど書く意味もないし、書くのにそれなりに時間もかかるし「や~めた」と思っちゃったのである。(こういう状態を広島弁で「はぶてる」という)


つまり僕は完全にいじけモードだった訳であるが、偶然にも予期しないところで自分の作ったシステムが使われている場面に遭遇し、このことをさり気なく誰かに言いふらしたいために、遅ればせながら、今になって今月のブログを書いているような訳である。



フォローのため、業務管理部でブログ掲載をNGにしたのは、本質的にブログの内容が云々というよりも、世の中には下らないことで攻撃してくるモンスターも存在するので、そんなモンスターから僕を守ろうとしてくれていることは理解しておりまする…。つい不機嫌な態度をとってすみません。
ちょっと気に入らないことがあればすぐやる気を失くしちゃうし、ちょっと嬉しいことがあれば誰かに自慢したくなっちゃう。怒られると地の底まで凹むくせに、褒められると有頂天になるというのは、自分のことながら「我、かくも単細胞な人間なりや」と思う次第である。


沖縄行の機内にて。


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前川@ドリーム・アーツ

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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