愛すべき仲間達との再会

前川賢治(Kenji Maekawa) 2013-06-03 12:00:00

 前回のブログを書いたのも沖縄行の飛行機の中だったと思いますが、今回も同じく沖縄行の飛行機の中でブログを書いています。飛行機内でも普通にWiFiが使えるようになる日も近いのだろうけど、現在のところは機内で通信はできないので、ブログでも書こうかという気になる訳ですが、結果として、どうも出張がなければブログが更新されないという結果を生み出してしまっているようです。

今年の3月、突然 Facebookに大学時代の先輩から「おう。元気か?」というメッセージが入った。この先輩は大学を卒業して以来25年間も消息不明で、どうしても連絡を取ることができなかった為に、親友が亡くなったことも知らせることができず、お葬式にすら参列しなかった先輩から唐突に「元気か?」の一言とは全くふざけた話である。今まで一体どこで何をしていたのだ?

大学時代、僕は音楽系のクラブに入部したものの、実際には音楽的才能が皆無であったため、華やかなステージに立つこともなく、目標を持って練習する訳でもなく、授業に出席することもなく、ただ学校へ行って部室でなんとなく過ごす毎日であった。

そんなある日、この先輩は僕に「今日は俺の替わりにバイト行っといてくれ。」とバイト先のメモを手渡して飲みに行ってしまった。僕は逆らうこともできず、先輩の代理として深夜のバイトに行くはめになったのだが、バイトが終わって家に帰る途中、白々と明けてくる空を眺めながら、なんとなく自分が情けなく思えた18歳の自分を思い出す。勿論のことであるが、バイト代は先輩に入るのであって、僕は先輩の替わりに働いただけである。この「代理バイト事件」は僕の人生の中での「理不尽な体験」ベスト3に入るであろう。

しかしながら、その先輩から「久しぶりにみんなで飲むからお前も来い。」と言われると、あの頃と同じく僕に拒否権などなく、その飲み会に参加するだけのために、仕事が終わってから広島行の新幹線に飛び乗っている48歳になった自分も少々滑稽である。要するに、僕は、この“ふざけた先輩”を含め、全くどうしようもない愛すべき仲間たちとの人間関係が嫌いではないということである。

そして「代理バイト事件」と同じ18歳の時に知り合い、僕とはあまり共通点もないように思える社長の山本と30年経過した今でも一緒に仕事をしているのだから世の中は分からないものである。

そんな30年来の相棒が、「IT断食のすすめ」に続いてローランドベルガー会長の遠藤先生との共著で書いた「行動格差の時代」という本が最近出版されたので、これは是非読んでみて頂きたいです。

    
本の詳細はこちら→ http://www.dreamarts.co.jp/company/news/book/

当たり前なのかも知れないが、僕たちから見ればピカピカに見える遠藤先生でさえ、僕たちと同じような経験や、うまくいかなくて悩んだりした場面があったのだと思うとちょっとだけ安心する。

学生時代を振り返ってみると、僕自身は、特に大きな志があった訳でもなく、何か目標があった訳でもなく、積極的に行動したり挑戦したりするようなタイプではなかったはずなので、社会人になってから出会った人達や自分自身の体験によって、僕の人格も少しずつアップデートされていったのだろうと思うのだが、故郷の広島でどうしようもない愛すべき仲間達の馬鹿話を横で聞きながら飲んでいると、結果として僕の人生に最も影響を与えたことは、「行動格差の時代」という本を出版するような奴と出会った18歳のところまで遡るのかも知れないと思った瞬間、ちょっと笑えた。

僕は今年48歳の年男(へび年)ですが、何かとキリの良い年のようです。3月に広島で大学時代の先輩達と久しぶりの集まりがあったのに続いて、4月には入社25周年ということで同期入社のメンバーが集まる同期会がありましたし、5月の連休には高校卒業30周年ということで、高校の同窓会にも参加しました。

この3ヶ月間に集中して再会した懐かしい顔ぶれは、それぞれが少なからず僕の人生に何らかの影響を与えた愛すべき仲間達です。
機中にて。

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前川@ドリーム・アーツ

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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