2冊目の「エンドユーザー向けSharePoint本」発売!

村田聡一郎(Soichiro Murata) 2011-07-03 00:00:00

 

 

 

「エンドユーザー向けSharePoint本」の2冊目を、6月末に上梓することができた。前回と同様、私を含む4名で書いた本なので、手前味噌100%(笑)でまことに恐縮だが、このブログのテーマと完全に重なる試みでもあるので、もう一度ご紹介させていいただきたい。

 


【↑左側:今回発行したSharePoint 2007版】【右側:3月に発行したSharePoint 2010版 ↑】 


実はこの2冊、SharePoint2007版と2010版という違いはあるが、それ以外の中身については、ほぼまったく同じの「双子」本である(笑)。


しかし対象がエンドユーザーさん、しかも必ずしもITリテラシが高くなくても、スクリーンショットと手順を追っていけば一通りのことが実現できます、という”初心者マニュアル”をコンセプトとしているので、2010版があるからといって2007ユーザーには代用は効かない。両方が必要だったのだ。


2010版を出版した後に、さらに2007版も出すという英断をしてくださった、日本マイクロソフトさんと日経BP社さんの決断にも敬意を表したい。


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この本は、「日々の仕事をもう少し楽に、簡単にしたい!」という多くの人たちの情熱から生まれた。


SharePoint Server(シェアポイント)を始めとする企業内情報共有システムやグループウェアは、ユーザーである私たちの「仕事を楽にする」ためにそこにある、はずである。ところが、いざ使ってみようとすると...



  • そもそもどんな用途に使えるのかがよくわからない。

  • 何をどう設定したらよいのかわからない。

  • こんなことをやりたいのだが、どの機能をどう組み合わせたら実現できるのか?がわからない。

  • 情報システム部門も手一杯で、サポートしてくれない。

などということが頻繁に起きている。要するに、仕事を楽にしてくれていないことがしばしばある。


一方、情報システム部門の立場からみると、SharePointは「とてもいいんだけど、使わせ方が難しい」製品である。あれだけ幅広い機能を持ち、それらが連動して動き、一括して管理できるというのはすごいことだし、マイクロソフト製品だけにOfficeとの相性もバッチリ、のはず。ところが、実際には...



  • 「かゆいところに手が届いて」いない。デフォルト設定のままエンドユーザー部門に開放するにはちょっと、いや、かなり苦しい。

  • でも、全部をサポートするにはとても手が足りない。

  • そもそもわれわれ情報システム部門だって、SharePointの使い方にそんなに詳しいわけじゃないし。

  • 誰かが「SharePointのよい使い方」を展開してくれればなあ...

といった声をあちこちで耳にする。要するに、情報システム部門にとっても、なかなか仕事を楽にしてはくれないのである。


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「エンドユーザー向けのExcelの本」なら、大型書店に行けば棚2段分くらい並んでいる。よくもまあこんなにたくさん...と感心するくらいある。


ところが、これまで「エンドユーザー向けのSharePointの本」というのは、この世に一冊もなかった。これはある意味、驚異的なことではないだろうか。Excel本は200種類、SharePoint本はゼロ。これではエンドユーザーに「SharePointのよい使い方」が広がるはずもない。


それなら自分たちで作ろう!ということで、この本の企画がスタートしたのが、昨年9月のことであった。


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企画・制作にあたっての基本コンセプトにしたのは、下記の3点だった。


■ユーザー部門の方むけの「SharePointの使い方」の本にする。


すべての操作手順をステップ・バイ・ステップで図解しており、ExcelやOutlookを使っている一般的なITリテラシ・レベルの方であればどなたにでもお使いいただけるようにした。SharePointをユーザー部門へ展開するにあたっての参考書、利用マニュアルとしても最適な本である。


■SharePoint Server 2007の標準機能だけで作れる。


本書で取り上げている33個の活用事例は、すべてSharePoint Server 2007の標準機能だけを使って作られており、SharePointのサイト管理権限があれば作れるものばかり。カスタマイズやコーディング開発を要するものは一切含んでいない。サイト管理権限をもらってあれば、あとはこの本のステップに従うだけで、33のミニアプリが作れる。


■全体としてSharePointの基礎知識をひと通り網羅する。


33個の活用事例は基本的に独立しており、どれでもニーズのあるものから使い始めることができるが、同時に全体を通じてSharePointの基本的な機能をほぼマスターできるように配慮した。ある程度の知識と慣れが身につけば、本書の事例を応用してさらに使いやすく改良していくこともできるだろう。


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本書の制作過程を振り返ってみると、ビジネス・プロダクティビティ研究会(BP研究会)の存在が極めて大きかったことも実感する。


ITプロ向けの書籍と違い、この手の「エンドユーザー向け書籍」では、ITリテラシのレベルをどこまで下げるか、が大きなカギになる。リテラシレベルを下げすぎるとまどろっこしく、紙面を食いすぎて本にならないが、レベルが上すぎると「よくわからない本」になってしまう。


いかにほどほどのところにリテラシのレベルを設定するか?がとても難しいのだが、BP研会員企業にいろいろとヒアリングさせていただいたおかげで、「現場ユーザーのITリテラシはこのくらい」という感覚ができていたように思う。


もし本書の内容が「わかりやすい、使いやすい」と感じていただけたとすれば、それはBP研究会のみなさまのおかげである。


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SharePoint 2007ユーザー企業の方は、ぜひ本書を手に取って、いくつか作ってみていただきたい。SharePoint 2007を使いこなして、仕事を楽にしよう!


【書籍データ】  ※注文はAmazonにて可能です。


【タイトル】 ひと目でわかるSharePoint Server 2007 基本機能でここまで使える!ビジネス活用33の事例
【著者】 リアルコム株式会社  村田聡一郎、近藤正俊、丹内幸男、井村克也
【監修】 リアルコム株式会社
【発行】 日経BP社
【定価】 2,940円(本体2,800円+税)
【ページ数】 420ページ
【発行日】 6月30日(月)


【内容・構成】



第0章 前提条件

第1章 コラボレーション  ~社内ファイル転送サービス、携帯電話からの写真投稿 など~
第2章 集約業務      ~お弁当の取りまとめ、安否確認 など~
第3章 ストック情報    ~名刺管理、規定・マニュアルライブラリ など~
第4章 フロー情報     ~Q&Aコミュニティ、タスク進捗管理 など~
第5章 物理資産管理   ~備品持ち出し請、運転日誌(社有車の運転管理) など~
第6章 部門ポータル    ~お知らせ、社内システムへのリンク など~

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※SharePoint 2010ユーザー企業の方は、ひと目でわかるSharePoint Server 2010 基本機能でここまで使える!ビジネス活用33の事例をお求めください。

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