気がつけば、クラウド・・・誰もが世界へつながるチャンス

斎藤昌義(さいとう まさのり) 2010-03-17 07:30:58

 数ヶ月前にTwitterのID登録はしてみたものの、いまだに「勘どころ」がわかりません。話題ということで使っては見たものの、何が楽しいのやら、どのように役立つのやら、どうもまだ納得できずにいます。

 メディアを見ると、「デルは、Twitterで3億円の売り上げ」や「もはやバナー広告は不要」などとセンセーショナルな記事が踊っています。しかし、正直なところ「なぜ?」といった感じです。

 そんな話を友人にしたところ、cotweetというサービスを紹介されました。なるほど、オリジナルのtwitterよりも使い勝手がいいようにも思うのですが・・・やはり、どうにも、まだむずむずしている・・・そんな試行錯誤を苦しくも楽しんでいるところです。

 さて、Twitterもそうですが、インターネット、クラウド、SaaSをキーワードに、さまざまなパーソナル・ツール・サービスが話題になり、その勢いを増しているようです。その背景には、AmazonのEC2、Google App EngineなどのPaaS、IaaSサービスの普及があります。

 たとえば、件のTwitterも、AmazonやGoogleのサービスを土台に提供されているそうです。

 iPhone用に開発されたiアプリも10万本を超え、その多くが、Amazon EC2などのクラウド・サービスを利用しているとのこと。クラウドの普及が、クラウドの普及をさらに加速している。そんな、エコシステムが、機能し始めているようです。

  「とにかく使ってみる」の方針で、いろいろとインストールはしてみるものの、日常に定着するものは少ないものです。そんな中でも、使い続けているのが、DropboxEvernote。使い切っているというほどでもないのですが、もはや手放せない道具となっています。

 まず、Dropboxですが、ネットワーク・ディスクといわれるサービスのひとつ。何が便利かといえば、複数のPCを使いこなしている私にとって、いちいちファイルの同期やUSBで持ち歩く必要がなく、どのPCからでも、最新のオリジナイル・ファイルで仕事ができること。

 WindowsのExprolerに組み込まれたDropboxフォルダー。ここにExprolerのお作法通りにフォルダーやファイルを作れば、他のPCでも同じ内容のフォルダーやファイルが同期され、同じように利用できます。

  ファイルをセーブすれば、その時点で同期。PCにソフトをインストールする必要はありますが、それができないPCでも、ブラウザーを使ってサインインすれば、最新のファイルをどこでも使うことができます。iPhoneでも使えるので、移動中に内容を見なおすこともできるので大変便利です。

  以前は、Gmailの下書きにファイルを添付して、アップロードしていました。そんなウルトラCも、もはや必要はありません。

 また、指定のフォルダーを特定の相手にだけに公開することができます。これによって、仕事でのファイルのやり取りも、常に最新版を共有できるので、勘違いやファイルの送り忘れなどといったトラブルもなくなりました。

  もうひとつのお気に入りは、Evernote。最近日本語版が公開され、ますます使いやすくなりました。これは、一言で言えば、オンラインのメモ帳。

 資料作りやブログのネタを書き留めておくことができます。写真や音声もメモとして残すことができます。何よりも便利なのが、iPhoneでつかえること。どこでも、気がついたキーワードや雑誌の切り抜きならぬ「切り撮り」も簡単なコメントとともにメモとして残しています。これをPCで参照しながら、資料作りに使っています。

  最近、新しい使い方を発見しました。PCを使ってWebで見かけた記事を、Evernoteのテキスト・メモにコピペ。それをiPhoneを使って移動中に読んでいます。同期さえしておけば、電波の届かない地下鉄でも読むことができます。

 どちらも「フリー(無料)」。しかし、使い込んでゆくうちに、もっと容量がほしい、こんな機能が使えればいいなぁとなる。そんな痒いところを掻いてほしければ、有料でおつかいいただけますよ、しかも、たったの数百円・・・となります。最近、フリーミアムという言葉が話題になっていますが、まさに「やられたー!」といった感じです。

  私がIBMをやめた1995年頃、普及し始めていたとはいえ、携帯電話は、特別なものでした。しかし、いまでは子供や老人も当たり前に使っている。というよりも、身体の一部のようになっていて、なければ生きてゆけないという人もいる世の中になりました。

 このふたつの道具が、そうなるかどうかは、分りません。ただ、少なくとも、クラウドが、そんな形で生活の中に浸透しはじめたという実感は、肌で感じています。

  この二つの道具は、クラウドとフリー/フリーミアムという二つのキーワードーを巧みに組み合わせたビジネス・モデルです。言うまでもなく、プラットフォームは、グローバル。そこに載せれば、一瞬にして世界中のユーザーを顧客に出来ます。

 AmazonやGoogleと同じビジネスを考えても、極めてハードルは高い。しかし、DropboxとEvernoteのレベルであれば、中小企業でも、個人でも何とかなります。しかも、相手は、世界中のお客様。

 残念ながら、自分にそんなプログラムを生み出す才覚はありません。しかし、できるひとは、いくらでもいるのではないでしょうか。

  難しい事を考えず、思いつきでやってみる。それは、世界へとつながっています。もはやクラウドは、そんな人たちも受け入れてくれるほどに、懐の広いものになってきたようです。

 *誤字を修正いたしました。 

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1件のコメント
  • ぐりんぐりん

    感どころ → 勘所,勘どころ

    2010年03月17日