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コンテンツとオープンソースの相性は最悪か

opensource

2005-06-03 17:18

 コンテンツとオープンソースは、相容れないものなのだろうか。少なくとも、わたしにはそう見える。

 先日、Electronic Frontier Foundationの会長Brad Templetonが、この問題をウェブサイトDave Farber's Interesting Peopleのリストで指摘した。わたしは彼の主張を読んではっとした。

 Templetonはまったく正しかったからだ。

 オープンソースの概念では、ユーザーがソフトウェアに触れ、変更を加えることができなければならないというのが、1つの核になっている。

 しかしこれは、すべてのコンテンツシステムで適用するよう法によって定められている、デジタル権利管理(DRM)の考え方に反するものだ。著作権物の再配布を禁止するデジタルミレニアム著作権法(Digital Millennium Copyright Act:DMCA)はすぐれた法律ではあるが、この現行法の下では、オープンソースの新たなコンテンツ表示技術は開発できない。

 オープンソースにおいては、ソースコードにアクセスできるというのが絶対条件である。ところが、DRMの基本的な考え方はその逆だ。今日では、DRM技術をハードウェアに組み込んで、それをコントロールするオープンソースプログラムを開発することは可能だが、そうするとオープンソースプログラマは、ハードウェアの用途に応じた作業しかできないことになる。一方、“クローズド”ソースプログラマは、開発のうえでこうした制約に悩まされることはない。

 Bradはこの点を非常に的確に議論しているので、ここに引用してみよう。

 このままいくと、オープンソースソフトウェアは、メディア再生分野から完全に閉め出されることになるだろう。また、メディア再生デバイスとコンピューティングデバイスが統合の道を歩めば、オープンソースソフトウェアは多目的ホームコンピュータ分野からも撤退せざるを得なくなるかもしれない。

 DMCAは、コンピュータ分野におけるMicrosoftやその他の企業の寡占を許すために制定されたわけではない。にもかかわらず、DMCAの影響によって、まさにそうした事態が出来している。オープンソースを利用して、「次のTivo」を作り出すことはできないし、コンテンツ再生やコンテンツ表示に関連するいかなるものも作り出すことはできないのだ。

 DMCAの反対者らが以前から指摘していたコンテンツとイノベーションの戦いが、ついに勃発したのである。

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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