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ウェブサイトの進化を支えるオープンソースコンテンツモデル

opensource

2005-06-30 23:52

 米国時間29日付けのニューヨークタイムスに、オープンソースコンテンツモデルとでも呼ぶべきものに関するJohn Markoffの記事が掲載され、ブログ界の耳目を引いた。

 わたしはいつもこの手の記事をたいへん興味深く読んでいる。記事自体がおもしろいからというより、技術とは何かというテーマについての主流派の考えをうかがい知ることができるからだ。

 Will Wright製作のゲーム「Spore」のサイトやTechnoratiといった格付けサイト、Flickrに代表されるフォトブログサイト、さらには先ごろ機能強化が図られたYahooおよびGoogleサイトなどを見るにつけ、人々がこれらのサイトを利用して行っていることは、サイトの設計者が意図していたことより重要になりつつあり、一部の賢明なサイト設計者もそれに気づき始めているという思いにとらわれる。Markoffはこうした考えを、あたかも突然思い至った新しい真実であるかのように記事に記している。

 だがしかし、こうした考えは新しい事実などではまったくない。ウェブが急速な成長を遂げてからというもの、ユーザーは目の前に差し出されたコンテンツを受け入れ、その拡充や機能強化に貢献し、価値を創造してきた。Amazonしかり、eBayしかり。ZDNetのブログも、読者が書き込みをすることによって、より活況を呈するはずだとわたしは考えている。GeoCitiesの個人向けホームページサービスからBloggerのオンラインツールまで、成功を収めたサイトはすべからく、こうしたモデルを10年も前から活用しているのだ。

 くどいようだがここでもう一度、オープンソースはLinuxにあらずと述べておきたい。オープンソースはビジネスモデルであり、付け加えて言うなら、コンテンツモデルでもある。ウェブを利用するようになって10年ほど経過した今、ウェブサイトは、トップダウン式にユーザーに与えられたコンテンツではなく、ユーザー同士のコミュニケーションをとおして有機的に発展していくものだという考えを、ジャーナリズムはようやく持つに至ったのである。

(Dana Blankenhorn)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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