いざ週末! オープンソースビールはいかが

opensource 2005-08-05 12:26:51

 デンマークはコペンハーゲンにある大学の学生が、オープンソースビールなるものを考案した。

「Vores Ol(我らのビール)」と名付けられたこのエールは、Creative Commonsライセンスに従ったレシピとして世に出ることになる。このレシピはだれでも利用できるが、何か変更を加えた場合は、その新たなレシピを同ライセンスに準拠させなければならない。

 レシピには、ホップやモルト、砂糖などを使うと記載されており、ごく伝統的な製法のように見えるが、学生たちはここにおよそ1ポンド(300グラム)分のガラナ種子を加えることにした。ガラナはアマゾン原産の植物で、カフェインを含んでいることで知られており、加糖エネルギー飲料などにしばしば含まれている。

 レシピによれば、モルトを1時間温めたあとにフィルターでこし、これをホップとともに沸騰させる。この過程の途中でガラナと砂糖を加え、もう一度こし器でこしてから冷蔵し、最後にイーストを入れる。発行には2週間ほどかかるという。

 学生らは、レシピを考案するのに、ウェブサイトSuperflexを運営するRasmus Nielsenの力の助言を得たと、BBC(英国放送協会)に対して話している。Nielsenは、学生らが通うInformation Technology Universityで知的所有権および著作権に関するワークショップを開いており、オープンソースという概念をコンピューティング以外の分野に応用してみるよう、彼らに提案していた。Nielsenは昨年、ロサンゼルスでガラナソーダの製造をデモンストレーションしていて、学生らがエールにガラナを加えたのは、同氏を称える意味を込めてのことだったらしい。

 このレシピはバージョン1.0とされており、学生らによれば、一般的なデンマークビールよりも黒っぽく、味も濃いという。言うまでもないが、Nielsenが学生たちに伝えようとしたのはビールの醸造法ではなく、ビールからソーダ、薬まで、およそ人の知恵が生かされているものならどんなものにでも、オープンソース概念を当てはめていくということなのだ。

vores ol.jpg

(Dana Blankenhorn)

 

 

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