マイクロソフトを脅かすオープンソースの真の姿

opensource 2005-10-21 16:23:44

 オープンソースの何がMicrosoftを脅かしているのかというのは、とかく人の口に上る話題だ(余談だが、1990年代末にBoardwatchが「Billgatus of Borg(ビルゲイツサイボーグ)」を表紙に掲載した頃、わたしは同誌で仕事をしていた)。

 技術屋たちはムーアの法則とからめて話をしたがるが、Microsoftが無視してきた経済の法則は実は他にもある。だがこうした現状を、オープンソースが突き崩そうとしているのである。

 この法則とは、大量生産の法則だ。

 ある製品が大量生産される場合、価格は下落するものだ。だがMicrosoftは、数十年にわたりこの法則に逆らい続けている。例えば、「Microsoft Office」のユーザー数は20年前と比べ爆発的に増加したにもかかわらず、価格は据え置かれているか、あるいは逆に上がっているのだ。

 オープンソースは、ソフトウェアの利用者にこうした現状からの脱却を促す存在である。オープンソースソフトウェアは利用ばかりかアップグレードも無料で、トレーニングや導入、修理などに手助けが必要なときだけ、必要な人件費を支払えばよい。

 こうした性質から、オープンソースは技術力のあるユーザーにとって非常に“お得”な製品となっている。人件費はWindowsのITサービスを受けるときでも必ず発生するものだし、オープンソースへの移行コストも手が出ない額ではない。のちに節約できる費用を考えたら、迷う理由はないはずだ。

 個人ユーザーにとっても、オープンソースの利用が有利であることは疑いようがない。PCの利用台数が1、2台である場合、Windowsの現行の料金には管理およびサポートサービスコストの一部が含まれることになる。また小規模なネットワークの管理者(多くの家主もここに入る)であっても、教育/訓練にはあらかじめコストをかけねばならず、その後も高額なサービス料金が発生する可能性がある。

 答えは明々白々。こうしたコストはセーブしておき、時間をかけて投資していけばよいのだ。トレーニングを自動化し、アップデートとパッチの配信を自動化せよ。よい考えだとは思わないか? まるできちんとしたビジネスのようだ。

 いや、これはもうほとんどWindowsだ、わたしはそう思ってしまう 。

(Dana Blankenhorn)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

SpecialPR