オープンソース、チュニジアへ行く

opensource 2005-11-15 14:20:54

 チュニジアのチュニスで開催される世界情報社会サミットで、インターネットの支配権が「国連に奪われる」と警戒を強めるアメリカ人が存在する一方で、オープンソース分野を切り開いた一部のパイオニアたちは、現地で提唱活動を展開している。

 同サミットには、Bruce PerensやRichard Stallman、Mark Shuttleworthがゲスト講演者として招かれている。Perensはここで、自身のブログについてアピールするつもりだ。サミットの広報担当官は、「本イベントの最も重要な目的は、多くの当事者と対話して相互理解を深めること。今回のサミットは、そうした成果を必ず生むと自信を持って言える」と述べている。

 米国で同サミットが政治問題化しつつあるのは憂うべき事態だと、わたしは評した。Perensはこれに、次のような個人的意見を寄せている。

わたしがStallmanとShuttleworthとともにサミットへ出向くのは、インターネットに関した問題を論じるためではなく、ほかの会議でオープンソースについて講演する予定があるからだ。インターネット関連会議にも参加したいが、パネラーとして招待されているわけではないので、何らかの提案を行ったりするのは難しいかもしれない。

幸運なことに、わたしはICANNとは関わりがない。だが、事態が混乱に陥っているのは周知の事実で、米国がもしもほんとうにインターネットの支配権を握りたいと望んでいたなら、彼らはこうなる前に手を打っていただろうと思う。つまり、現在彼らが試みている抵抗は単なる脅しに過ぎないのである。ユーロに対するドルの価値が下落し、他の先進国の注目がアメリカへの反感の高まりに集まる中、アメリカはいったい何ができたというのだろう。

 Perensはさらにこう付け加えた。

常に変化を求めて邁進するのは、政府の決定に反対する立場を取るということだ。民主的な社会では、穏健な政治的変化を追求するのは当たり前である。戦時下の米国のような状況ですら、これは常識だった。

 わたしに言えるのは、せいぜい幸運を祈るといったところである。

(Dana Blankenhorn)

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