オープンソースと軍事力

opensource 2006-03-22 21:55:48

 多くの国家がオープンソースから得られるメリットの1つに、政治的な自立が挙げられる。

 こうした主張は、国家安全に関してますます真実味を帯びるようになってきているようだ。例えばBoingは、同社のジェット機が利用しているソフトウェアのソースコードが提供されないかぎり、戦闘機の注文は取りやめると英国政府から通達されたという。

 現在では、高速で移動性の高いジェット機にソフトウェアが搭載されることが多くなった。ジェット機の設計者は、パフォーマンスを向上させるために安定性を犠牲にしており、そうした環境における安定性を保つのに必要な制御力を自動化している。つまり、ソフトウェアを必要としているのである。

 しかし、現在の軍産複合体制下でコードを支配することは、コックピットを支配することを意味する。友好関係にある間柄でも、袂を分かつ可能性はある。ここで重要なのは、異議を唱えて脅迫的な立場を取っているのは、英国政府だということだ。彼らにこうした自立を与えることには、あまり意味はないように思える。

 次に例えばフランスが同じ行動を取ったら、いったいどうなってしまうのだろうか。軍のオープンソース化に対して、わたしたちは準備を整えているだろうか。

(Dana Blankenhorn)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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