大手企業に真っ向から立ち向かうJBossの強気

opensource 2006-04-06 19:26:44

 JBossの動向を見ていると、買収の危機に瀕している企業だとはどうしても思えない。それどころか、いつでも刀を抜けるんだぞと、IBMやBEMに警告を発しているようだ。

 アトランタに拠点を置くオープンソースJavaミドルウェア企業JBossは、このところ矢継ぎ早に新製品を発表している。

  • 2005年12月に買収したArjunaTSの技術を利用した、分散トランザクション管理システム

  • 企業向けの「JBoss Messaging Server」および「JBoss Web server」

  • 2005年10月に取得したDroolsの製品に基づく「JBoss Rules」

  • 「JBoss jBPM」のアップグレード

 同社の広報担当からは、次のような手紙をもらった。「こうした活発な取り組みを行ってこられたのは、ひとえに有能な開発者のおかげだ。彼らは開発コミュニティを巻き込み、(「JBoss Seam」のような)革新的で新鮮なアイディアを打ち出してコミュニティを興奮させ、見本市では大盛況を呼んだ。Seamの取り組みを率いている『Hibernate』の創設者も、今ではJBossに在席している。また、トランザクションやエンタープライズサービスバス(ESB)の取り組みを進めているのは、Webサービスの仕様を開発した人物だ。『Apache mod_jk』の有力開発者も雇用した。この開発者は、Apache mod_jkよりすぐれたものを作れると言っていたが、その成果が『JBoss Web Server.』というわけだ」

 製品管理部門バイスプレジデントのShaun Connolly氏は、要はJBoss製品はエンタープライズクラスのソリューションになり得るということだと言う。

「われわれのミドルウェアスイートは、SOAのオープンソースプラットフォームとしては業界ナンバー1の地位にある。今日、競合相手としてはっきり意識しているのは、BEAとIBMだ。最大の顧客対象は、金融サービス業界である。彼らの要求はそう甘いものではない」(Connolly氏)

 わたしはアトランタに住んでいるのだが、地元の企業はここのところ御難続きだ。Georgia-Pacificは上場廃止になり、Scientific-AtlantaはCiscoに買収され、Delta Airは破産し、BellSouthはAT&Tに飲み込まれた。Coca-Colaですら、Pepsiより規模が小さくなってしまった。

 JBossには株式公開の話しもある。同郷の者として、個人的にはそれを願っている。

(Dana Blankenhorn)

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