マイクロソフトの低迷はオープンソースが原因?

opensource 2006-05-04 23:45:13

 いいや、それは違う。

 ウォール街は先日、支出にばかり目を向け、収入を上げる努力を怠っているとして、Microsoftに対し厳しい評価を下した。

 オープンソースプラットフォームを利用するようになったGoogleに対抗するために、同社が20億ドルもの追加予算を組んでいるという点で、この話題はオープンソースと関係してくる。ウォール街の仮説とは裏腹に、同社はみずからがいまだに成長株であることを信じて疑わない。ウォール街の考えを無視するのは自由だが、危険は覚悟しておこう。

 一方、オープンソースにとっては朗報といえる動きも見られる。Microsoftは、オープンソースの勃興により最も割を食っている2種のソフトウェア、すなわちWindowsとOffice以外の分野を拡充するために、これらの資金を使おうと考えている。ある意味で、そうした試みは成功しつつあるようだ。「XBox」やモバイル事業、サーバソフトウェアなどは、いずれも絶好調といってよい業績を記録している。

 ウォール街は今、これまでオープンソース支持者らが主張してきたことをようやく信じるようになり、また特にSunの動向から刺激を受けて、神のようにある人物をあがめてきたおのれの過去を埋め合わせようと躍起になっているように思える。ある人物とは、もちろんBill Gates氏のことだ。

 Gates氏がそうした立場を維持できるかどうかは、新たな試みがどれだけの成果を上げるかにかかっている。多様化に向けてのこの試みが失敗すれば、Microsoftはかつてないほどの大打撃を初めて受けることになるだろう。いずれにしろ、今回の試みが同社お得意のFUD(Fear, Uncertainty and Doubt)に過ぎなくても、あるいは単なるパフォーマンスであるとしても、歓迎すべき取り組みであることは確かだ。

(Dana Blankenhorn)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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