また1つ、プロプライエタリモデルが消える

opensource 2006-06-07 20:04:54

 MicrosoftとAdobeがPDFフォーマットをめぐって法廷闘争に突入する構えだと報じられているが、そのとらえ方は様々だ。反トラスト訴訟だというものあり、機能競争だというものあり、といった具合である。

 Microsoftの目的がAdobeを追い落とすことなのか、AdobeのPDFに対する肩入れは度を超しているのか、はっきりとしたことは言えない。

ただし、議論の余地のない部分もある。これでまた1つ、プロプライエタリビジネスモデルが消えるということだ。

 オープンソースではこうしたことは起こらない。ファイルフォーマットがオープンソースである場合、そのサポートを提供するほかのプロジェクトの仕事は、まさしくそのサポートなのである。

 売り上げとマーケットシェアを気にしなくてよい場所では、協力が生まれる。また、オープンソース界の住人すべてが同一のファイルフォーマットを利用しているとしても、それは独占とは言わない。スタンダードと言うのだ。

 プロプライエタリ界はこんな風には回らない。常に「わが社の独自製品」対「敵の製品」という対立関係が生まれるからだ。そうした枠組みの中で、企業はユーザーにサービスを提供する。そう、リップサービスという名のサービスを、である。

 こんな状態だから、基本的なソフトウェアサービスでは、プロプライエタリソフトウェアモデルからオープンソースへ移行するのは時間の問題と言われているのだ。

 プロプライエタリ製品は今後生き残れないなどと考えているわけではない。ただし、オープンソースがそのチャンスを減じていくだろうとは思っている。100年間の絶対的な保護が約束されている著作権ビジネスモデルも、特許のオープンソース版とでもいったモデルに取って代わられるだろう。

 とてもとてもよいことだ。

(Dana Blankenhorn)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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