AJAXのオープンソース化――予想される混乱とは

opensource 2006-06-08 18:37:30

 AJAX(Asynchronous Java and XML)こそが次なる大きな波であることは、だれもが知っている。

 プログラミングとタギングを組み合わせるAJAXは、驚くべきものを生み出してくれる。わずかなハイバーテキストの中にアプリケーションを埋め込んで、多くの機能をバックグラウンドで実行させることができるのだ。しかもユーザー側の作業はほとんど必要ない。

 現在は、これをオープンソース化しようという動きが活発化している。Java自身がオープンソースモデルへの道を模索していることも、すでに報じられた。こうした取り組みを先導しているIBMは、オープンソースAJAXプロジェクトをEclipse Foundationに提案したり、コードを提供したりしている。

 ところが、ここで話しはややこしくなる。

 だれもがみずからのコードを標準プラットフォームに用いてほしいと考えている。そうすれば、標準の作者になることができるからだ。だがその前に、あるプラットフォームを「標準」とするには、それを「標準化」しなければならない。

 標準を確立するには、2つの方法がある。Microsoft式の方法と、委員会を通す方法だ。前者の例はWindowsで、後者の例はWi-Fiと言えば分かりやすいだろうか。

 問題は、委員会の討議には時間がかかるということである。Wi-Fiの策定がまさしくそうで、このときは、規格が最終的に定まる前に「予備的」な仕様が用いられた。

 AJAXでもこれと同じ対応が必要だ。とはいえ標準委員会は、こうした対応を迅速に進め、AJAXの一貫性を保つリソースを確保しているのだろうか。

 ぜひそうあってほしいのだが。

(Dana Blankenhorn)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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