SCOの無謀はもって他山の石とせよ

opensource 2006-07-07 14:19:42

 SCO対IBMの裁判ほど、非合法なやり方でオープンソースに法的な挑戦を仕掛けたものはなかった。

 この裁判、実はまだ続いていることを知っていただろうか。

 そう、いまだに審理中なのである。もっとも、間もなく終止符が打たれることと思うが。

 連邦地裁のBrooke Wells判事が、SCOの主張は大半が不明確だとして、これを退ける判決を下した。「Groklaw」というブログを運営しているPamela Jones氏は、現在の争点は非常にささいな事柄に関するものばかりで、ほとんど意味はなく、実質的に裁判は終わっていると言うが、いずれのメディアも同様の見解を示している。

 だが、この裁判が過去のものになってしまう前に、1点だけSCOをほめておきたい。SCOの無謀な訴訟提起や、曖昧な主張や、とめどもない誇張や、法的な曲解のすべてが、IT業界にとってはよい教訓となった。みずから技術開発を行わないにしても、こんな風になってしまってはだめだという反面教師的な事件であり、なおかつ、きわめて多くの企業にオープンソースプロセスを試してみようかと思わせるきっかけとなった事件でもあった。

 悪い例というのは、よい例と同じくらい有用なのである。

(Dana Blankenhorn)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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