真のオープンソースジャーナリズムは誕生するか

opensource 2006-07-31 20:06:40

 メディア評論家のJay Rosen氏が、コミュニティサイト「Craigslist」の創始者であるCraig Newmark氏から1万ドルの資金援助を受け、Rosen氏いわく「真のオープンソースジャーナリズム」を作り上げていくことになったという。

 Rosen氏は自身のブログ「PressThink」で、オープンソースジャーナリズムのコンセプトを語っている。

 同氏は「Newassignment.Net」と呼ばれる非営利活動を組織しており、同名のサイト上で、最初に記事を発表してから財政的な支援を請うというスタイルの取り組みを進めている。

 もっとも、その子細はまだ確定していないそうだ。

賢明な取り入れ方をすれば、オープンソース手法は必ずや力を発揮すると期待している。だが、賢明な取り入れ方とはどのようなものなのか、どうすればそれが可能になるのかを把握しているとはとうてい言い難いのが、われわれの現実だ。New Assignmentは、これを理解するための試みである。パズルのピースは、さまざまなところに散らばっている。ニュースという名のビジネス、覇権を拡大しつつあるブログ王国、あちこちに張り巡らされた政治の網の目――世界中のインターネット上に、パズルを完成させるパーツが存在している。わたしの計画は始まったばかりで、発展途上段階にある。先の道のりはまだまだ長い。

 Rosen氏は理想主義者である。しかし、金銭以外の動機に立脚して生まれた報道機関は、ほかにも数多く存在している。例えば政治的な影響力を与えたり、宗教的な信念を主張したりすることがそうした機関の目的だ。

 財政源の素性を確認することで、将来を占えるとわたしは考えている。Newmark氏は、メディア界を牛耳りたいと考えているのだろうか? そのほかの大金持ち連中は? もしそうなら、あるいはそうであると確信するに足る証拠があるなら、Rosen氏の取り組みは順調にいくだろう。だがある時点に達したとき、所有権の問題が必ず生じるはずだ。

 換言すれば、金を持っている者がルールを作る、ということである。

(Dana Blankenhorn)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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