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公的機関のコンピュータ利用に関するニュースを扱う「GCN」が掲載した、国防総省とオープンソースについての記事を退屈しながら読んでいたのだが、次の記述を目にして一気に興味を引かれた。
「国防総省では長らく、実際の品物およびサービスを購入するという一般的なビジネスモデルが幅をきかせてきたが、ソフトウェアの調達にかぎって言うと、これがうまく機能しなくなり始めた」と、同省のレポートは報告している。レポートによると、同省ではソフトウェアのコードが実に有効に再利用されているそうだ。
オープンソースが再利用という概念と結びつけられて語られることはめったにないが、本来はそうされるべきだと思う。例えば、企業があるプロプライエタリ製品を購入したとする。購入した製品を所定の目的のために使用し、その目的が達成されたあと、企業は製品を捨てるだろう。今や「Pentium 4」を利用しているのに、当該の製品が「Pentium I」時代のものだという事情が背景にあるかもしれないし、企業の成長とともにより充実した機能性を求めるようになったことが廃棄の理由になるかもしれない。
わたし自身、自分で考えているよりずっと多くのソフトウェアを、長年かけて捨ててきたはずだ。十分に使える、すぐれたソフトウェアたちを。
だがオープンソースなら、古いプログラムから気に入っている部分を取り出し、それらを継ぎ合わせて新しいものを生み出すことができる(自分で作業するにしろ、誰かに頼むにしろ)。コードは消滅しない。再利用されるのだ。
オープンソースは再利用できる――これは、オープンソースが持つ隠れた長所の最たるものである。
読者のみなさん、最近何かをリサイクルしましたか?
(Dana Blankenhorn)
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