オープンソース開発はなぜ「速い」?

opensource 2006-09-28 18:58:36

 優秀な獣医学学科があることで有名なカリフォルニア大学デービス校が、75万ドルに上る助成金をつぎ込んで、コンピューティング分野における最大の謎に挑むことになった。最大の謎とはすなわち、オープンソース開発はなぜこれほどまでに進展が速いのかという問題である。

 研究チームを率いるPremkumar Devanbu氏は、ほとんどの開発プロジェクトは、最も仕事の遅いメンバーが担当したときのペースでのろのろ進むものなのに、オープンソースプロジェクトは、最高のスタッフをそろえたときと同じペースで進展していき、しかも人が加わると、そのペースはさらに高速化すると、記者たちに語った。

 同氏の研究チームには、コンピュータ科学学部ばかりでなく、エンジニアリングおよびマネジメント分野の教授たちも参加しているという。

 Devanbu氏は、「Apache」「Python」「PostgreSQL」といったプロジェクトの組織構造には、見習うべき点が多数あると述べている。Devanbu氏のチームは、こうしたオープンソースプロジェクトの掲示板やバグレポート、電子メール討論などを分析して、一般化できる共通事項を見つけていきたいとしている。

 果たして彼らはどのような発見をするだろう。おそらくは、それぞれの統括体制が、「金銭を欲しなければ可能性は無限」という古い格言に基づいていることに気づくのではなかろうか。

 組織構造そのものにも、ある種の特徴が見つけるかもしれない。こうしたプロジェクトは通常、コードの大部分を開発コミュニティに提供した、少数の重要な「貢献者」を核として組織されている。

 とはいえ、大学の先生が何に注目するのかなど断定できるはずもない。

(Dana Blankenhorn)

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