ゲーム界のプロプライエタリ一辺倒は不変?

opensource 2006-11-14 19:29:45

 Javaをオープンソース化するとしたSunの決断が大いに称賛される一方で、消費者マーケットはこれとはまったく別の方向を向いている。

 ビデオゲーム市場に新たに登場した「PlayStation 3」と、(北米で)今週中にリリースされる「Wii」は、どちらも完全なプロプライエタリ製品だ。

 クライアントシステムとしてのゲーム機の世界は、いまだにプロプライエタリが圧倒的な優勢を誇っている。10年ほど前は、いずれはWindowsマシンがゲームシステムの役目を果たすようになると言われたものだが、結局そうしたことは起こらなかった。代わりにMicrosoftは、「XBox」を投入して同市場に参入した。

 ゲーム市場に関わる人々は、厳しい選択を迫られている。開発者はもちろんのこと、消費者も慎重にならなければいけない。自分が普段使用しているゲーム機とは別のプラットフォームに開発者の目が向いてしまったら、それで終わりなのだ。

 ゲーム専用機やそのソフトウェアが古くなり、遊べなくなってしまうことを不満に思うユーザーは多いが、PCのソフトウェアだって同様に時代遅れになる。ハードウェアをアップグレードしたことで、昔のゲームにアクセスできなくなるのはしょっちゅうだ。ハードウェアはそのままだとしても、グラフィックがあまりに原始的だったり、プログラミングがお粗末だったりするゲームソフトは、やはりゴミ箱行きになる。

 3段落目の冒頭に、わたしは「クライアントシステムとしてのゲーム機」と書いた。これがサーバから読み込むオンラインゲームであれば、Linuxも走らせることができる。「Second Life」などのオンラインゲームでは、実際にLinux用クライアントが用意されている(すぐれたクライアントだとは言えないのが難点だが)。

 ブラウザ以上のものを必要とするオンラインゲームは、デスクトップLinuxと同じ長所と短所を持つことになる。一方、ブラウザだけがあればよいオンラインゲームは、ほかのプラットフォームと同じく、Linuxの下でも問題なく動作する。

 だがほんとうにこれでよいのだろうか。ゲームなしに、Linuxは成長するのか。ゲームなしに、Linuxデスクトップは大衆市場に浸透できるのか。オープンソースのゲーム機が登場する日はやって来ないのだろうか。

(Dana Blankenhorn)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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