ビル・ゲイツ、MSの最大の敵はIBMと発言

soa 2006-01-12 17:08:17

 米国時間5日にReutersが報じたところによると、MicrosoftのBill GatesがConsumer Electronics Show(CES)で基調講演を行う前に記者会見を開き、同氏の安眠を妨げている競合企業はIBMで、成長著しいGoogleやAppleではないと述べたという。

 Reutersの記事を引用してみよう。

Microsoftの30年に及ぶ歴史の中で、最も手強い相手はGoogleかと尋ねたところ、Gatesは一言「違う」と答えた。Gatesは、「コンピュータ業界で一頭地を抜く最大の企業は、IBMだ。IBMはMicrosoftの4倍の従業員を抱えており、売り上げもはるかに大きい。マスコミがIBMについて書くのを好まないので認識は薄いかもしれないが、Microsoftの最大の敵は常にIBMだった」と話している。

 IBMは次の2点において、Microsoftの強敵となっている。すなわち、WebサービスやSOAなどのオープンスタンダードと、Linuxを筆頭とするオープンソースだ。IBMは両分野に何十億ドルという投資を行っており、どちらにおいても成果を上げている。IBMの「WebSphere」を構成するJavaプラットフォーム(「Java Enterprise Edition」など)は、エンタープライズ分野で、Microsoftの「.NET」フレームワークに匹敵する人気を得ている。

 中にはIBMの売り上げには直結しない製品もあるが、そういったものも結果的に、同社が提供するプラットフォームやサービスの相対的な価値を押し上げている。例えば、IBMが開発しサポートしているオープンソースの「Eclipse」統合開発環境は、Microsoftの「Visual Studio」としのぎを削っている。またIBMは、Linuxクライアントスタックにおける「OpenOffice」の採用にも力を入れるようになった。生産性スイートは、これまでMicrosoftの独壇場だった分野だ。

 以前にも本ブログで書いたとおり、IBMはSOAの推進に躍起になりすぎている嫌いがあり、市場にメッセージが届きにくくなっているが、反対にMicrosoftはSOAに関して動きが鈍いように思える。

(Joe McKendrick)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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