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SOA 1.0なんてもう古い――時代はSOA 2.0!?

soa

2006-05-25 18:38

 二言目にはSOAの有効性を叫ぶベンダーに囲まれていると、SOAの次に来る波はいったい何なのか、気になる向きも出てくるようだ。というよりも、何かを無理に考え出そうとする傾向があるように思える。

 ようやくSOAの正体が分かり始めてきたところだというのに、業界の一部はすでに「SOA 2.0」へ移行しようとしている。「JavaOne」カンファレンスを取材したInfoWorldのPaul Krill記者によると、GartnerとOracleの関係者がSOA 2.0という言葉を口にしたのだという。

 …いやいや、「SOA 1.0」ですらまだ完全に把握できていないのに、「SOA 1.0」の導入事例も数えるほどしかないのに、2.0とは…。

 SOA 1.0と2.0の違いは、前者がクライアント/サーバ駆動型であるのに対して、後者がイベント駆動型のアーキテクチャに基づいている点だ。GartnerのYefim Natis氏は、現在のSOAでは、サービスがクライアントに対するサブルーチンとなっており、「ソフトウェアモジュール同士はクライアント/サーバの関係にある」が、これではあらゆるビジネスに対応できるとは言えないと述べたという。一方、SOA 2.0はイベント駆動型アーキテクチャであり、ソフトウェアモジュールは警告およびイベント通知とともにビジネスコンポーネントと関連づけられている。こうした特徴からSOA 2.0は、注文処理システムや医療承認システム、銀行決済システムなどのアプリケーション開発に適していると考えられる。

 換言すれば、SOA 2.0はより高速で使い勝手がよく、高性能であり、しかもきわめて大量の作業をこなせるということになる。まるでWeb 2.0の話をしているようだ。しかしこれはマーケターにとっては朗報でも、「SOA 1.0」の統合性問題を解決し、スパゲティ状にからみ合うアーキテクチャ(Spaghetti-Oriented Architecture)を解きほぐそうと奮闘しているユーザーにとっては、事態をさらに混乱させる要因になりはしないだろうか。そもそもユーザーが、今のSOAは2.0だなどということに気づいたり、気にかけたりするのだろうか。

(Joe McKendrick)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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