成功を積み重ねろ――SOAに課せられた使命

soa 2007-08-21 18:43:02

 「InfoWorld」のDave Linthicum氏が、パンドラの箱を空けてしまった。Open Groupが7月に開催した「Enterprise Architecture Practitioners Conference」で基調講演を行い、SOAは5年以内にエンタープライズアーキテクチャ(EA)に吸収されると発言したのだ。

 一方、講演後のパネルディスカッションで司会を務めたDana Gardner氏は、「サービス指向」という単語を捨て、より一般的な「アーキテクチャ」を残すようになるとは考えにくいと、Linthicum氏の考えに真っ向から疑問を呈した。

 「ebizQ」コミュニティで活躍しているBeth Gold-Goldstein氏は、SOAが(最終的に)EAの一部となることには同意するが、Linthicum氏の予測はやや大胆すぎるのではと述べている。同氏は、「ebizQで実施したあらゆる調査の結果から、市場はSOAの採用に関してまだ初期段階にあると判断できる」と話し、SOAアーキテクトの肩書きを変えるだけでは問題は解決しないと指摘した。「SOAは、単なるアーキテクチャ以上のものである。アプリケーションの開発法を根本から変えるのだ。つまり開発者も、アプリケーションを設計する今のやり方を大幅に変える必要があるわけだ。サービスをまったく別の次元に生まれ変わらせるには、まだかなりの時間がかかると思われる」(Gold-Goldstein氏)

 だが、SOAが従来の枠組みに押し込められているかぎり、それがいつ機能しているのか、あるいはそもそも機能しているのかどうかは、判別しようがない。ディスカッションに参加したパネリストらは、SOAの成功の度合いは見る人によって変わってくると、口をそろえた。例えばInfoWorldのEric Knorr氏は、「結局は、企業が何を目指しているのか、目標を達成するのにITをどうやって活用しようとしているのかが要になる。ITの活用法について何のアイディアも持っていなければ、取り組みが成功したかどうかなどわからない」と語った。

 「すべてのSOAプロジェクトは、企業に利益を与えるよう機能しなければならない。その結果が現れるのが5年後ではだめなのだ。あらゆる取り組みをメリットに結びつけ、そのメリットを徐々に大きくする必要がある。全プロジェクトが、いつ何時でもビジネスにおける価値を生み出すようにするのだ。ぼやぼや5年間も待っているわけにはいかない」(Gold-Goldstein氏)

(Joe McKendrick)

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