有名コンサルタント、オラクルのビッグバンアプローチを批判

soa 2007-11-26 19:55:47

 ソフトウェアに一夜の奇跡は起こせない。たとえそれが、世界最大のソフトウェア企業の製品であっても。

 コンサルタントであるJudith Hurwitz氏は自身のブログに、「オラクル症候群」は「ビッグバンSOA」と同じ性質のものだと書いた。「Oracleの本分は、イノベーションにはない。思い通りになるインストールベースを活用し、あるパッケージからほかのアプリケーションへデータを送出できるように、パッケージアプリケーションとビジネスプロセスコネクタを継ぎ合わせていくことが、同社の仕事なのだ」(Hurwitz氏)

 ベンダーの願いとは裏腹に、ソフトウェアの中には人気が衰えないものもあれば、ユーザーが何年も移行を考えない有名パッケージもある。したがって、Oracleの「Fusion」ミドルウェアがあらゆるソフトウェアをまとめ上げ、統合的な環境を――ひいてはSOAを――実現する日はすぐにはやって来ないと、Hurwitz氏は言う。「(Fusionは)Oracleパッケージアプリケーションだけに対応した革新的共通プラットフォームというより、同社のアプリケーションのさまざまな要素をゆっくりかつ綿密に強化していく仕組みである。同アプリケーションの下で共通インフラストラクチャが出来上がるまでには、あと何十年もかかるだろう」(Hurwitz氏)

 Hurwitz氏はソフトウェアイノベーションに関しても言及し、インテグレーションとは常に進行中の作業であり、これからもそうあり続けると述べた。

 「ソフトウェアの行き先は、そうしたものだと思っている。突然何かが大きく変わることはない。ビジネスに焦点を絞った継続的なイノベーションは、例外的に起こるのではなく、規則的に生まれるようになるだろう。だからといって、突発的な技術革新が消えてなくなるわけではなく、想像もしない場所で発生したイノベーションがソフトウェア界を根本から変える可能性も残っている。それでもやはり、一夜の奇跡はありえない。きわめて重要なイノベーションが成熟し、世界を変革するまでには、数年からときには何十年も必要になるのである」(Hurwitz氏)

(Joe McKendrick)

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