手帳に挟みたくなるもの

八木大造(Daizo Yagi) 2007-09-13 16:41:38

 添付された詩を開いた途端、この詩の題名の響きに拍子抜けしちゃった。もっと、なんとゆーか、きっと松下翁の言葉みたいなのが書いてあると思ったんですよね・・・。でも読んでるうちに、なぜこの詩をボクにくれたのか、なんとなく分かるような気がしてきたんです。

祝婚歌  吉野 弘

二人が睦まじくいるためには

愚かでいるほうがいい

立派すぎないほうがいい

立派すぎることは

長持ちしないことだと

気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい

完璧なんて不自然なことだと

うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが

ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは

少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは

相手を傷つけやすいものだと

気付いているほうがいい

立派でありたいとか

正しくありたいとかいう

無理な緊張には

色目を使わず

ゆったりゆたかに

光をあびているほうがいい

健康で風にふかれながら

生きていることのなつかしさに

ふと胸が熱くなる

そんな日があってもいい

そして、なぜ胸が熱くなるのか

黙っていても

二人にはわかるのであってほしい

(作者の吉野弘さんは、この詩を「民謡のようなもの」として著作権フリーにしておられるようです。)

豪快な激励の言葉「一、朝令暮改 二、八方美人 三、二枚舌 四、公私混同を恐れず行え。」と、この祝婚歌。この意味深げな言葉の固まりを、ボクは手帳に挟んで持ち歩いている。夜の席で外部の人にこれを披露する度に「なんか、いい感じの会社っすね。」と感心される。正直に言えば、ボクはまだこの激励の言葉と詩の意味を良く理解していない。でも、誰かに解釈を説明してほしいとは思わない。これはやりながら自分で理解していく方が、なんだか楽しそうだ・・・・。

 良い企画案が纏まるように、自然体で「3ヶ月間のトライアル」に取り組もうと決意した。しかし、あの人は、あの時、本気で酔っていたのか?それとも演技だったのか?・・・・いや、いや、そんなこと、今となっては、どーでもいい。とにかく「感謝!感謝!」なのである。(つづく)

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