「そーきたか。」部下を動機付ける演技だと分かってはいても、あの役員の一言は何故かうれしかった・・・。ボクはマツオカさんに紹介してもらったパワーウィングス社(http://www.powerwings.co.jp/)に的を絞って交渉を始めた。一緒にやるならここしかないという「思い」に辿りついた。理由はこんな感じ。
a) コンサルできるくらいシニアビジネスのノウハウを持っている
b) クレオもコミュニティサイトの開発等で貢献できる
c) 会社の利益と同じくらい団塊・シニアの幸せを考えている
d) 顧客と一定のブランド力を持ちながらも規模が手頃なこと
ボクはパワーウィングスに通い始めた。協同でサイトを立ち上げるとか、今迄やりたかったが資金不足でやれなかったことを増資して一緒に挑戦するとか、自身も団塊世代である社長のタカハシさんと少しずつそんな話をするようになっていった・・・。
3ヶ月間のトライアルはあっとゆーまに終りに近づいていた。纏めた企画案が経営会議で承認されれば、それを実行できる。企画案の骨子は大体固まった。表題は「パワーウィングス社との提携を柱としたシニアビジネスの推進」。当初は業務提携で一緒に仕事をし、次いで資本提携で増資を行い連結子会社とする。パワーウィングスの現業(シニア市場調査とコンサルティング事業)を核にそこに新しいサービスを肉付けしながら、クレオグループのシニアビジネスとして発展させる。
3ヶ月前には、どこかの会社を買収するとか、しないとか、そんな企画案になるとは想像もできなかった。また空に向かってツンと伸びたアンテナが、どれだけ作用したかなんて、誰かに証明してみせる必要もなかった。
経営会議の当日、役員会議室の前で出番を待つボクは緊張でガチガチになっていた。だんだんお腹も痛くなってきた。まただよぉ〜。手元の書類も手汗でフニャっと湿ってきた・・・。うっ、やっぱボクは狩猟民族じゃないんだ。本当は上司に暗示を掛けられた農耕民族かしら?きっと、そー。(つづく)
本日プレスリリースしたのでご報告。今ボクはシニア繋がりで「家系図の可能性」を追求しています。
http://www.creo.co.jp/data/PRESS/now/2007/0710105222.html
(ご参考)
テストオープン4ヶ月で利用者6000人、系図登録者が3万人を超えたんです。
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