編集部からのお知らせ
RPA導入、もう1つのポイント
「ニューノーマルとIT」新着記事一覧

何のために働くのか?

八木大造(Daizo Yagi)

2008-12-12 13:24

 結婚して子供ができた。貯金は宣教師生活で食い潰してしまった。ボクは生きる為にお金にこだわった。手柄を立てて給料を上げようと躍起になった。条件が良ければあっさり転職もした。元宣教師のそんな生き方を快く思わない人もいたが、ボクはそーゆー目で見られることも背負って生きることにした。

 置かれた状況から本望でない生き方を強いられる人。わかりませんが、みんなそーなのかもしれません。きっとあの上司もそーだった。そんな上司が、軽いノリを装って見るからに古そうな本を貸してくれた。

 「むかし、城づくりの現場で働いている石工に「おまえは何のために働いているのだ?」と聞いたら「わしはおまんまの為に働いているのだ」と第一の答えが出た。他の一人に聞いたら「石垣の石を作っているのだ」と第二の答えが出た。もう一人の石工に聞いたら、すっと立ち上がり、胸を張って「おれはあそこに建つ大きな城を作っているのだ!!」と第三の答えが出たと言う。

 今日でも、同じ質問に対して同じような答えがでてくるであろう。食わんがために働く、妻子を養うために働く、マイホームのために働く、レジャーのために働く、などなどが第一の答えであろう。ぼくはこんな商品をつくっているのだ、新しい商品をつくって世の中に送り出すのだ、などは第二の答えであろう。胸を張って、私は人類社会のために働いているのだ、というのは第三の答えであろう。

 この三つの答えの違いは人生観の違いであり、願わくば皆がこの第三の意識を持って働いて貰いたいものである。その意識が諸君に働く喜びを与え、完成の喜びを与え、創造の喜びを与え、さては生きる喜びを与えるのである。この境地に達すれば、それはすでに労働ではなくて芸術である。」 立石 一真(1900-1991、オムロン創業者)

 最初は生きる為とか、家族の為だった。でも少しずつ損得やお金に執着し過ぎるようになったボクは、ただページのコピーをとって机の奥に押し込んだ。数年が経った。人生はいいこともあれば、悪いこともある。いろいろ経験したあとで、机の奥に眠っていたこの言葉を見てみたら、自分なりにいろいろと思い当たるところがあった。なんとなくいつも自分の中で辻褄が合わなくなっていた生き方を、もっと自然に、もっと単純に整理してみたくなったのです。ボクは人生をリセットしてクレオに転職した。(つづく)

 「ネットde家系図」の系図登録者数が10万人になったのと、えい出版さんから本を出すことになりましたんで・・・ご報告しまっす! →「ネットde家系図」の系図登録者数が10万人を突破! 及び 関連書籍(エイ出版社)執筆のお知らせ

 

 

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    安全なテレワークや在宅勤務を担保する、DCセキュリティの新パラダイム

  2. コミュニケーション

    PC不要!自宅でも会議室でも即ミーティングが可能!脅威のシンプルさの秘密とは?

  3. クラウドコンピューティング

    【事例動画】顧客との“つながり”を創出し「モノ」から「コト」へと実現したIoT活用法とは

  4. セキュリティ

    セキュリティ侵害への対応は万全ですか?被害を最小限にとどめるための10のヒントを知る

  5. セキュリティ

    SANS「2020 CTI調査」が明かす、サイバー脅威インテリジェンスの最新動向

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]