ワクワクしながら仕事をする

八木大造(Daizo Yagi) 2009-01-09 19:49:00

 小5の長男の机は、男のロマンで満ちている。シャーペンの芯が何本も突き刺さった古〜い消しゴム。オレで消せるもんなら消してみぃ。小指ほどの長さの何かの残骸と思われる金属製の棒のようなものがいくつも壁から糸で吊られている。長男曰く剣なのだそうである。長女の白いオーディオコンポにゴキブリみたいにくっついている強力な磁石・・なぜか長女は全く気にしていない・・これはスピーカーの残骸だ。たまにこっから糸が張られている。オレをひっぱるとドカンとくるぜ。そのほか機械系のいろんな残骸や石コロまで、ぜ〜んぶ長男が外で拾ってきたものだ。そしてこれらは決して捨ててはいけないものだという。

 年始に実家に帰った。途中、はるきんちの竹やぶを通る。はるきは幼稚園の同級生。パルキーというあだ名の同級生が同じ団地にいたけれど、この2人はまったくの別人だ。とにかく、竹やぶの砂利道の上にピカっと光るものを見つけた。近寄ってみるとそれはただのキーホルダーの残骸だった。

 ん?ボクも子供の頃、この竹やぶでいろんな物を拾った。そしていっぱい家に持ち帰った。あの時のワクワク感が突然蘇ってきた。長男と次男の心のうちがハッキリわかった。次男も夏にセミの抜け殻を帽子いっぱいに入れて帰ってきた。玄関に置いたまま何ヶ月も捨てさせてくれなかった。ちょっとグロくてつらかった。

 年を重ね、道に落ちてるものを拾うのが照れ臭くなった。ましてや、家に持ち帰って糸で吊って遊ぶこともない。それは当たり前のことかもしれないが、本当にいいことなのかどーか、実はボクは知らない。誰にも見向きもされないよーなものを他人の目を気にせず拾いあげ「この価値はまだボクしか知らない」とか、それを創造力を働かせて頭の中で展開させたりとか、そんなワクワク感を仕事で感じれたら最高だ。え?そんなに甘かぁーないのは知ってます。いいじゃん、そー思うぐらい。のどが乾き始めたら、はるきんちの竹やぶに・・・うん、また行ってみよう。 (つづく)

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※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

2件のコメント
  • エレ

    Facebookで20年ぶりに再会(会ってないけど)を果たした私です。
    その他ネット界ではエレと呼ばれていますので、このHNでよろしく。

    さて、せみの抜け殻とか、シャーペンの芯が刺さった消しゴムとか、それは小学校で使う教科書の20倍くらい子供にとって必要不可欠な物だと思います。

    消しゴムの消しカスをなぜか集めてもう一度くっつけてたり、そういう大人から見たら無意味なことを一生懸命できる時代って絶対に必要なんです。

    ちゃんとした子供になれないと、ちゃんとした大人になれない。

    なんて思いながら子育てしてる毎日です。

    2009年06月16日

  • O畑

    八木さん、ご無沙汰しております。
    何かにつまずいたとき、思うようにコトが進まないとき、
    なぜか八木さんの存在を思い出します。
    シンドイ思いをしながらも、一緒に仕事をしてたあの頃、きっと八木さんの
    存在に励まされてたんでしょうね。
    携帯が壊れてしまって、八木さんの番号がわかりません。。。
    もしよかったら、お電話を下さい。
    実は今日もつまずいて、八木さんのブログを見て勇気を
    もらいました。

    2009年01月21日

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